ということで(?)、行列必至だという盛岡冷麺のお店に行ってみました。
果たして~とその路地の様子を窺うと、案の定空席待ちの列。10人ほどいましょうか。
順次メニューを訊ねている行列対応の兄ちゃんに30分待ちを宣告されます。
思わず、「へ~、回転あんまりよくないンだね~」と応えると、「なにせ10席しかない狭い店なので、すんません」との由。
少々暑いくらいのいい陽光が路地にも射し込んでくる。
待つこと20分強で、店内へと案内されました。
確かにテーブル奥への出入りにも難儀するような手狭なお店だ。
さらに待つこと数分、お願いしていた「盛岡冷麺ミニピビンパセット」が届きました。辛味であるキムチを混ぜる前に、スープを啜ってみる。
おほほ。
なかなかいいお味がでてるではありませんか。
あとは麺とスープ全体をまぜまぜしてから、見た目から涼しげににゅるつるんとしたその麺を啜り上げてみます。
見た目通りのにゅるつる感としっかりしながらどこか儚げなコシツキがいい。
そして麺そのものの味わいに辛味の加わったスープが寄り添ってくる。
赤米を使ったピビンパを挟みつつ、ゆで玉子の黄身をスープに溶いてというお作法に従って、最後のスープまで完食です。
美味しい冷麺、特にあっさりコク味のスープに抱かれた冷麺には意外と巡り会えていないので、なんかそんな意味でも満たされた気分になりました。
あ、屋号「ぴょんぴょん舎」の、その由来を訊ねようと思っていたのに、訊き損ねちゃったな。
「ぴょんぴょん舎銀座百番」
中央区銀座四丁目4-1 [Map]03-3564-1963
http://pyonpyonsya.co.jp/
colmn/01986
ぴょんぴょん舎の屋号の由来も含めて、盛岡冷麺の歴史が描かれた書籍「盛岡冷麺物語」の一読をお薦めする。かつて朝日新聞に掲載された連載をまとめたものらしいが、詳細なレポートぶりには舌を巻く。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4903165019/ref=ord_cart_shr?%5Fencoding=UTF8&m=AN1VRQENFRJN5
Re;ゴメスさま
コメントありがとうございます。
了解しました。素朴なところで何故に「ぴょんぴょん舎」なのかちょっと興味がありましたので、遠からず読んでみたいと思います。盛岡冷麺そのものについても、もっと知っときたいですしね。
ゴメスさんが紹介している「盛岡冷麺物語」ですが、
サピオという雑誌に大きく書評が出ていましたね。
「コンパクトながら味わい濃厚な一冊」と
評されていました。
http://www.zassi.net/mag_index.php?id=55
アマゾンではずっと在庫なし状態だったので、
購入を迷っていましたが、
いつのまにか入荷したようなので、
私も注文しました。
http://www.amazon.co.jp/dp/4903165019/
盛岡出身者としては、
こうして盛岡冷麺が全国に広がることに
ワクワクします。
Re;鼻行類さま
盛岡のご出身なのですね。
ワタシも、読みたい書籍が溜まったら、「盛岡冷麺物語」を買おうと思ってます。
どうしても夏のイメージですが、読んだら夏が待ちきれなくなるかもしれませんね~。