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警報が発令され、時折吹く突風に大きな台風が着実に近づいてきているのを感じる。雨が一旦あがってはいるのをいいことに、美崎町界隈を徘徊してみました。通りを隔てた大川エリアの脇道へ。硝子越しに、おばぁと呼ぶにはまだ早い(笑)お姐さんたちが忙しそうに立ち動いている様子が窺えました。カウンターに空席を見つけ、入り込みます。お腹の膨れてしまうビールは避けて、冒頭から「八重泉古酒」で。「ポークたまご」ってなんだろなぁと試してみると「プレーンオムレツにスライスしたスパムを炒めたものが添えられてきた
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。駐留米軍に由来するレシピなのかもね。そんで、「ポーポー」は何かというと、素朴でうんまい薄焼きのお好み焼き。チヂミともまた違う、どこか懐かしいおやつは、マヨネーズとちょっと醤油で食べるんだ
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。メニューに何気な~く書いてある「魚フライ」。「魚フライの”魚”ってなぁに」と訊くと、「シーラだよ~」とのお応え。ほほぉ。脳裏にギランと銀色に光る太刀のような肢体が浮かんだ。ハワイでマヒマヒつったら高級魚だぁ、とか云いながらお願いすると、これがなかなかに旨い。しっかり揚げた衣
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の香ばしさとコクのある(?)白身の合わせ技だ。どんぶりでやってくる具沢山「味噌汁」
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と油味噌の入った「島マースおにぎり」も注文んで、一気にご飯モード。ふう。お姐さんに「バタミチタ~」(黒島の言葉でお腹いっぱい)と伝えて 、食べきれなかったおにぎり一個を包んでもらう。外はもう風雨が強まってきたいる。ボートコートを着て、ホテルに戻ろう(そのおにぎりが唯一貴重な朝ご飯になるのです)。
「南ヌ島painushima」 石垣市大川224 0980-82-8016
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お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。