
道頓堀川も間近な宗右衛門町界隈。
如何にもタチの悪そうな酔っ払いオヤジや客引きのおねえちゃんが交錯する玉屋町筋。
そこに協会創設者Génさんに、大阪のことは任せた!と云わしめたマイスター営むオイスターな店がある。
その名もそのまま、オイスターバル「KAKIYA」は、
この10月のオープンだ。
実は、この7月にキタの「THE PARTY」というオイスターバーを訪ねたことがありました。
マイスターに挨拶しようとしたら、今はもういないという。
どうやら、独立のために辞められた直後のタイミングだったらしい。
そんなことでマイスター不在な「THE PARTY」だったけど、
マイスター特典を適用してくれて、とっても有難かった記憶が蘇ります。
さて、オイスターバル「KAKIYA」のファサードはというと、
Rを描く硝子面とその周囲を縁取るブルーのチューブライトが印象的。

Rを描く硝子の中央にも配置したちょっとサイケなロゴは、
“OYSTER”を表しているように見える。
R硝子の内側がコンパクトなテーブル席コーナーで、
その奥が数席のカウンター。
全体にシュッとスリムでスタイリッシュな造りになっている。
カウンターの隅に腰を据え、
やっとこオイスターマイスターにして総料理長の高島さんにご挨拶。
目の前のトレーに並んだ牡蠣を物色します。

あの「先端」もメニューに載っていますが、
その夜は残念ながら入荷なし。
然らば、同じ海域から届いた「大神黒島」に兵庫「坂越バージン」を。
グラスのシャンパンを添えてもらいます。
流石、生活排水から隔絶した海域で育んだ「大黒神島」。

清澄な旨味が一気に煌めいて、すっと消える。
殻の中の海水ともども、すかっと明瞭に海の恵みが美味いのだ。
ああ、甘露甘露。
「KAKIYA」には、殻付き生以外の「かき料理」メニューもしっかりと。
「カキのスモークオイル漬け」は、
オイスターバーならではのフルっと加減良くレアな牡蠣。

漬けた牡蠣は、ご存知「かき小町」。
スモークの芳ばしさとオイルの円やかさを纏って、素直に旨い。
オイスターバーにも欠かせない「カキフライ」は、
もしかして「先端」?としげしげ眺める小振りな佳作。


たっぷりのタルタルを載せていただけば、弾ける旨さ嬉し。
思わず、ギネスを注文んじゃいます(笑)。
「カキフライ」に負けじと「カキのガーリックバター焼き」もまた気になって(笑)。

ほんのりガーリックにバターのコクが牡蠣の身を包み込む。
バジルの香りも相俟って、期待通りのホフハフな美味しさだ。
するってぇーと「カキのクラムチャウダー」はどうだろうと所望する。

ベシャメルにふつふつと含む野菜魚介の旨味みを愉しんでから、
ちょっと大きくスプーンを動かすと、ジャーンと顔を出す牡蠣。
特段縮んだ様子もみせないまま、
スプーンに素直に載っかるサイズの牡蠣がいい。
「先端」のクラムチャウダーも食べてみたいなぁ(笑)。
〆にと、「かき飯」じゃなくて、焼き牡蠣をひとつと相談すると、
メニューには載っていなかった「室津かき」を焼いてくれた。

いやはや、旨味がしゅっと凝集して、焼いた牡蠣もやっぱり美味い。
大阪ミナミに登場した日本オイスター協会推奨店、その名も「KAKIYA」。

「KAKIYA」は、南船場のおさかなやたい「まつり」も営むGOM井川さんと高島さんのお店。
出来れば、「KAKIYA」を守る高島さんからカウンター越しに牡蠣の薀蓄をあれこれ頂戴したいところだけれど、キッチンが一番奥にあって、「かき料理」を注文すると総料理長が引っ込んでしまうという。
でも、かき料理も注文みたい(笑)。
このジレンマがちょっとした悩みかもしれません。
「KAKIYA」
大阪市中央区宗右衛門町5-6 センチュリービル1F [Map] 06-6213-3238
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