ラーメン「凪」といえば、
渋谷から六本木通りを上がった渋谷二丁目信号近くのかつての本店か、
狭い狭い階段を上がり狭い狭いカウンターで煮干しの香りに包まれるゴールデン街のあの店か。
特級煮干し中華そばと謳っていた西新宿のお店が今は、「凪 煮干王」となっている。
そんな「煮干王」に渋谷店ができたというので、渋谷の東口に降り立ちました。渋谷警察署方向に歩道橋を渡りながら、 12年04月に商業スペースを開業したという「渋谷ヒカリエ」の外観を見上げます。
さて、件の「煮干王」がどこにあるかというと、それはつまりは「すずらん」のある裏道。 「すずらん」に行こうとしていた巷のラーメンフリーク達が、 その手前で網に掛かるという、そんな立地であります(笑)。
電球が回りを囲む、クラシックなスタイルの看板越しに見上げるのは、 ずっとずっと屋上にまで続く煙突。
GLからはちょっと高い場所にある扉を引き開けば、券売機の前。 「煮干王ラーメン」のボタンをポチッとします。
チケットを渡すと、麺の硬さ、味の濃さ、油の加減を訊かれます。 まずはすべて、普通、オリジナルでお願いしましょう。
啜るスープは、なるほどの煮干し醤油スープ。 当然の煮干したっぷしのスープに鶏でコクを添えている。
立川から電車で運ぶ自家製麺は、 もっちりもりもりつるつるの太めにしてしっかり縮れた個性派。
素朴系仕立てで「煮干王」を愉しんだらどうかなぁと再び渋谷警察署裏。 ポチッとしたのは、「煮干王ラーメン」ではなくて、「ラーメン」。 麺を硬め、味を薄め、油を少なめでお願いします。 さらに、辛味噌汁をなしとするのもポイントだ。
あれ、これでただの「ラーメン」?って思う具沢山。
ゴールデン街の煮干「凪」のDNAをしっかり携えた、 煮干ラーメン「凪 煮干王」渋谷店。
食べ終えて渋谷駅への歩道橋を渡ると、 正面に東横線のホームが見えてくる。
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「凪 煮干王」渋谷店 渋谷区渋谷3-7-2 [Map] 03-6427-4558
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