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餃子専門店「東京餃子楼」で実直な焼き餃子水餃子もやし大ヒット
小雨そぼ降る三茶の世田谷通りのアーケードを辿り、
向かい側に見つけた、両脇に紅い幕板を配したお店。
そこが寄り道する機会をずっと狙っていた「東京餃子楼」。
硝子越しに覗く店内は満席で、ちょうど席を立ってくれた女性陣と入れ替わるようにカウンターの中央へ。
ほけーっと口を開けながら(笑)、
頭上のこれまた紅い品札を探ります。
専門店らしく、「焼き餃子」「水餃子」がもちろんメイン。
それぞれに「ニラにんにく入り」と「ニラにんにくなし」が用意されてるね。まず、”なし”の「焼き餃子」「水餃子」と、やっぱりビール。それとサイドメニューのひと品を。
真っ先に届けられた「もやし」が大ヒット。湯掻いたモヤシにジャージャーな肉味噌あんをのっけただけなのだけれど、
モヤシの歯応えのシャキシャキが活き活きとして、温かな肉味噌に詰まった旨味をがっしり受け止めて心地いい。お代わりしよーかなぁ(笑)。
そしてまずは焼き餃子。
羽根がついてたり、隣同士の境目がアヤフヤな系統ではなくて、
焼き目も端正でソリッドな印象が、また美しい。
噛めば、これまた実直な感じ。
脂迸る訳でもなく、挽き肉と野菜のバランスや練りの硬さ加減よく、落ち着いた風情が貫禄を思わせます。ふむふむ。
水餃子はどうかというと、なにより皮のちゅるん!が真骨頂。艶めかしくも官能的なちゅるん!を追っかけて火傷しそうになる(笑)。
はふはふ。
う~む、こちらも奇をテラうことなく、真っ直ぐなのだね。
忙しなく立ち回るスタッフの様子を眺めながらビールを呑み干して、一瞬手の空いたところで”入り”の「焼き餃子」をと声を掛けます。スープつきのご飯の小盛りを添えてね。
なはは~、やっぱりどっち?と訊かれたら「入ってる方」と答えちゃう。入ってる方のお皿は、お皿の縁に記した「東京餃子楼」が赤で、さっきの“なし”は黒い文字だったね。
決して過度にならない、加減の利いた韮と大蒜の香りがふんと鼻腔を抜けていく。
それとシロ飯と澄んだスープの組み合わせの倖せ。
周囲のざわめきもまた不思議な心地よさ。
代わる代わるお客さんが訪れる「東京餃子楼」。
エキセントリックな餃子でないことに、妙に安心しちゃったのは何故(笑)?あ、辺銀さんの石垣島ラー油で食べたいな。生冷凍モノをお持ち帰りすればいいンだね。
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「東京餃子楼」三軒茶屋本店 世田谷区太子堂4-4-2 ラウスパレス三軒茶屋 03-5433-2451
http://www.puzzle-fs.co.jp/ [Map]