銀座八丁目にオイスターレストランができる!と知って、
開業に合わせランチに向かったのは、
確か3月下旬のこと。
ところがSWAROVSKIがクリスタルなデザインを魅せるビルのエントランスに示された営業時間は、夜の部のみ。
イソイソと足を運んだ分、
カクッと肩を落としたものでした(笑)。
その「オストレア」が、満を持して(?)そのランチを始めたというので、再びイソイソと中央通りを辿ります。
エレベーターを降りるとまず迎えるのが、角氷を満載したワイドな硝子ケース。
お昼時はまだ空っぽだけど、夜ともなればここに牡蠣たちが織り成す絶景が展開されるんだね。
中央通りに広く開けた窓が明るく開放的にするフロアの中央へ。
「オストレア」のランチは、一種のみ。
それが1日30食限定で供される「特大サイズの牡蠣フライランチ」なのだ。
イベリコ豚から採ったスープだという具沢山のカップを啜っているところへ、大きな殻にのってやってきた3ピースの牡蠣フライ。
おおー、のしっかりサイズ♪
3Lの仙鳳趾(せんぽうし/厚岸湾)のふっくらした輪郭をなぞるように量感のあるフライたちだ。
そのフライに自らナイフを入れます。
先日の「和楽惣」でいただいたものとは、また装いが違うのね。
殻を受けているお皿には、如何にも牡蠣の殻の為の窪みがあって、そこには粗い岩塩が鏤められている。
ま、でも、殻は安定しないわ、殻の中でフライが動くわ、殻の底は当然丸いわで、切るには少々難儀(笑)。お皿に降ろして、ナイフを入れるのが正解だ。
ちょっと潰した感じになっちゃうのにハラハラしながら切り分けたフライをまずは、そのまま檸檬を搾っただけで。そこでお皿の上の岩塩が数粒フォローしてくれる。
ほほー。思うのはその身の軽快さと細やかな甘さ。
続いて、用意されたタルタル、そしてアジアンにも映る赤ワインとケチャップのソースでいただく。
うん、包み熱を加えることで活性化した澄んだ岩牡蠣の風味を愉しむお皿になってるね。
そうして、この時季に「カキフライ」が食べられる喜びをも噛みしめるのでありますな。
冷たいジャスミンティで、一瞬南の島のプールサイドにいるような気分(?)に一瞬なったところへ、
キャラメルのアイスとプラムを添えたデザート、リコッタチーズのタルトが届く。
ますますちょっぴりリゾートな心持ち(笑)。
ゆったりと牡蠣の魅力に向き合えるOyster Bar & Restaurant 「Ostrea」。
やっぱり夜にも、「トッテンインレットジャンボ」をはじめとした牡蠣たちを拝みに来なくっちゃ。
赤坂に一号店、近く六本木にも新店展開するようです。
暑っつ!なお昼にご一緒多謝は、
「華麗叫子の胃袋は偉大なるコスモ」の華麗叫子さん。ありがとー。
超神田っ子さんも
Kisakoさんも早速お出掛けしているね。
口関連記事:
和食「和楽惣」で 岩カキフライ澄んだ海の香り清々しい余韻(08年06月)
「Ostrea」銀座8丁目店 中央区銀座8-9-15 Jewel Box Ginza 8F 03-3573-0711
http://ostrea.jp/
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