築地で「ふぢの」というと場内魚がし横丁の橙色の暖簾を連想するひとが少なくないかもしれないね。
で、こちらは市場通りの蕎麦「さらしなの里」の並びにある、「ふぢの」。
路上の看板が醸す雰囲気よりも頭上の突出看板のテイストが以前からのこのお店の気分なんだけど、ま、それはそれとして。
久々に店頭でメニューを睨んでから、奥のテーブル席へ。たまには辛いのでと、選んだのは麺の部の最後尾メニュー。
「タンタンメン!」とおばちゃんに伝えます。
昼真っから麦酒をプハッとかやってるオヤジを妬ましげに横目にしつつ待っていると、「お待ちどうさま~」とドンブリが届きました。
あれあれ???
ドンブリに浮ぶのは、いろいろ野菜を玉子と一緒に片栗で纏めたあん。
スープそのものは、塩系というか薄口醤油系というか。
一般にイメージする「担々麺」とは随分と隔絶した趣で、もしかしてこれって「タンメンでは?」なんて疑問が湧いてくる。
所々にラー油由来らしきオレンジ斑や唐辛子の破片が窺えるのが辛うじての拠り所。
スープだけを啜ってほどよく、麺を合せ啜るには断然弱いあたりは「タンタンメン」と同じではありますが…。
ねぇどなたか、「ふぢの」の「タンタンメン」の謎を解き明かしていただけないでしょうか(笑)。
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