やき鳥「石井」で 丁寧かつ実直なる10本のやきとり

ishii.jpg フレンチの見識、アラン・デュカス氏をゲストスピーカーに迎えての「フードジャーナリスト会議」ishii15.jpgの末席を汚した、その帰り道。 会場となったいつものルポール麹町近くでちょっと一杯と寄ったのが、やき鳥「石井」です。
簡潔にして気っ風の良さそうな店頭の表情が暖簾を払えと誘っていますishii01.jpg。 若そうな店主に黙礼しながら、カウンターを通り過ぎ、奥のテーブル席へ。お品書きは至ってシンプル。サラダ、スープのついた、やきとり10本の「コース」ishii02.jpgにやきとり6本の「ハーフコース」。そして「とりわさ」「おしんこ」「そぼろご飯」まで。潔いじゃぁありませんか。うん、10本、でお願いしましょう。
ビールを干しつつ、まず、「ささみ」。おろしたての山葵が揃うように載っていて、レアな火入れ具合のささみにいいアクセントを添えている。ishii03.jpgしっとりと炙り焼いた「レバー」ishii04.jpg。塩をキッと利かせた「砂肝」ishii05.jpgを薄く被っているのは片栗か。「角玉」という芋ishii06.jpgをボトルでいただいて、「うずらの玉子」ishii07.jpg、そしてネギマならぬ「ねぎ巻き」。なんか、素直に旨いね~。 ishii08.jpg「だんご」「皮」ishii09.jpg「もも肉」ishii11.jpg。白髪葱を背負った「ボンチリ」ishii12.jpg「手羽先」で都合10本。 烏森神社のちょっと先あたりで研鑽を積んでいたという店主の焼き鳥は、丁寧かつ実直な仕立て。塩が少々強い場面もあったけど、なかなか好印象な串たちです。
何気に「こちらでどのくらいですか?」と訊いたら、「まだ開店1ヶ月ほどです」と云う。なんと。 わらわらとオヤジ蠢く新橋あたりと違って、少々アッパーな客筋が多いかもしれないこの界隈。 この実直さのまま、着実に馴染みが増えていったらいいですね。

&#8801今宵のご同席に多謝の皆さん >「にくろく 東京たべある記」のくに さま  >ラーメン王選手権第8回優勝「らーめん王こばのブログ」の小林孝充さま  >日夜活躍放送作家「はっぴーふーみん 行列★日記」のはっぴーふーみん さま 「石井」 千代田区平河町1-5-7エクレール平河町102 03-3511-7039
column/02445