洋食「さんばん」で うまうまジャーマンライスの謂れはワカンナイ

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少々アテが外れて、武蔵小山をプチ徘徊。 と、赤いテントを歩道に張り出したお店を見つけました。 近づくと、味あるショーケースsanban01.jpgを綺麗に整えていて、古いながらも草臥れていない、そんなちょっとした気概を感じさせてくれます。 今宵は、そんな町の洋食屋「さんばん」さんsanban04.jpgで。

テーブル4卓はどれも空いている。 小さなテレビが置かれていて、そこへ向かい合うように座りました。 水を運んでくれるオバチャン。厨房にはご主人らしきオッチャン。ご夫婦で営まれているようです。 メニューの筆頭は、野菜入りポタージュ。続いてみそ汁100円(笑)。「オムライス」は別掲だけど、それ以外は「玉子料理各種」って括られちゃってます。あとは、「メンチカツレツ」にはじまる揚げ物系に「ビーフシチュー」「スパゲッティナポリタン」「マカロニグラタン」と日本の洋食屋の王道メニューがラインナップ。 そこで、「ジャーマンライス」というどっかで見聞きしたようでいて、正体の判然としないメニューに挑んでみました。 正円なグラタン皿の白にコントラストをつけるように、デミソースの黒褐色、玉子の黄色、ケチャップの赤、そしてピーマンの緑色が挿し色になっています。 なんか、いい感じ。 sanban02.jpg スープンの先をそこへ挿し入れて掬うと、トッピングとソースに隠されていたケチャップライスが顔を出しました。 おー、ご飯のひと粒ひと粒がほろほろとしていて、デミソースのコクも麗しく、意外と云っちゃー失礼だけど(笑)、なかなかイケる。 sanban03.jpg はふはふ。おかあさん、ウマイっす。 ところで、なんで”ジャーマン”なの?と訊いたら、「どうして?」って聞き返されちゃった。 いや、あの、なんでかなぁって…。 そして、厨房に訊くでもなく、「ワカンナイわよ~」。 だはは、なんかそんな空気感も楽しく思えてしまうのですな。 そうそう、ミートソースのバターライス添え、と添え書きのある「グレッキュライス」も気になります。


「さんばん」  品川区小山4-3-14 [Map] 03-3787-8033 [閉店]
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