column/02154
Peruvian Restaurant Coffee「Inti Raimi」
川崎西口にあるペルー料理のお店で遅めのランチをいただきました。祝日の昼下がり。他のテーブルには日本人らしい客の姿はなくって、ペルーもしくは南米系と思えるカップルなどがゆっくりと食事をしています。いろいろ気になるメニューから、片言日本語の女性とやりとりをしてまず決めたのが、「アンティクチョ」。彼女が「オススメヨ~」という牛ハツの串焼きだ。柔らかくかつしっかりした噛み応えに続いてすぐさま、率直な肉汁エキスが弾ける。パセリとニンニクを刻んだ薬味をのせて合わせ噛むと、さらに旨味が花開く。テキーラあたりの強いお酒が合いそうだ。再び開いたメニューで、「チキンピラフ香草風味」やライスの煮豆和え「タクタク」あたりがいいかなぁとあれこれ迷う。そして「コレモ、オススメヨ~」のひと言で「ペルー風チキンカレー」をいただくことに。ほ~、なんとも優しいカレーソースの食味。さらさらとしながらクリーミーなコクがあり、そこに野菜類の甘さと鶏肉の出汁をたっぷりと含んでいて、美味しいゾ。辛味が欲しい時は、卓上に用意されたチューブからピンク色のソースを足してあげればいい。一気喰いしちゃって思うのは、ペルー料理って美味しさの勘所を素直に捉えているよなぁ、なんてこと。過度にならない仕立てで実直に表現する良さが煮込み料理なんかに顕れていそうだもんね。それにしても、パスタありチャーハンあり、と他国の食文化を上手に取り込むあたりは我ら日本といい勝負してるンと違う? ちなみにどんなんだろと注文んでみた「インカコーラ」は、怪しい黄色。カキ氷のシロップを炭酸で割ったような飲み物でありました。
「Inti Raimi」 川崎市幸区大宮町15三巧ビル一階 044-511-4225
http://www.intiraimi-rest.com/