column/02036
手打ち蕎麦「國定」
数奇屋通りから建物と建物の隙間に身体を横にしてススっと入り込むようなアプローチで辿り着くのが蕎麦の「國定」です。硝子戸をガラガラと引き開けると、「らっしゃいませ~」と女性の声が迎えてくれます。カウンターの隅から厨房を見上げると、頼りがいのありそうな面構え(失礼)の女性が「おきまりですか?」と声をかけてくれました。新そばの冷たいお蕎麦も気になるのですが、またまた”限定”の文字に踊ってしまい、11月のお昼5食限定蕎麦「牡蠣南蛮蕎麦」を頼むことに。特製の味噌の温かいつゆの上にさらっと湯掻いた牡蠣の身が並んでいます。葱は下仁田のものだそう。土手鍋から連想されるドロッと感のあるつゆでは勿論なくて、赤味噌の酸味ほどよいつゆに手打ちの蕎麦がゆるゆると馴染む感じだ。火を入れすぎない加減が絶妙の牡蠣。こうしていただく牡蠣もまたいいね。けど、牡蠣の外側だけを強火でうわっとソテーしたりなんかしたらどうかなぁなんてことも思ったりする。そうすっとかえしのつゆの方が合うかな、なんてね。女性おふたりで賄っているらしい様子の「國定」。お銚子の仕上げに冷たい蕎麦、って流れも味わいにまた行こうかな。
「國定」 中央区銀座6-4-16 03-3572-2715
牡蠣南蛮を召し上がられたんですね。行かなきゃ。。と思いつつ12月が迫ってきてしまいました。
夜も行ってみたいですよねー
Re:霞町さん
いきなりちょっと変化球にしちゃったんで、普通にせいろあたりを手繰りたいですね~。おチャケ呑んだ後にですね(笑)。