桜田通りと中原街道、そして山手通りに囲まれた中州のようなエリア。夜ともなれば、ひと通りも少なく、街道を行き交う車の音を除けば、ひっそりとした界隈です。その桜田通り沿いに割と最近オープンしたという「レ・アール」にお邪魔してみました。電話連絡に応じて、わざわざ出迎えてくれていたのは、オーナーシェフの方でしょうか。恐縮です。一番奥の席にあたるテーブルへ。MenuAに対してスープを省く代わりにメインが魚と肉の両方になるというMenu Bをお願いします。前菜に「マグロとラタトゥイユのミルフィーユ仕立て」。マグロとラタトゥイユの重なりに慎重にナイフを入れつつ、いただきます。お魚は、ソイのソテーにトマトベースのソースと小ぶりなイイダコかと思しき蛸のボイルのマリネがトッピングされたもの。ソイよりも蛸の方が印象的だ。グラスワインを赤に替えたところで、お肉のプレートがやってきました。「コック・オ・ヴァン」column/01681



