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鮨店の入口の脇にメニューボードが出ている様子は、その前を通るたびに何度も眺めていました。今日はなんだろな?と覗くと、「牛肉トマト煮込み」、そして「しいらムニエル」。“しいら”ってひらがなで書くとちょっと違うものにも思えてきちゃうけど、シイラといえば、ハワイではマヒマヒと呼ばれて珍重される魚。大瀬沖で釣れちゃった記憶があるのでよく憶えてるんだ。2階へと上がると、そんな早い時間でもないのに、一番乗り。オープンキッチンで、窓面の開口も広く、スクエアで余計な飾り気のない、潔いほどにすっきりとしたホールだ。窓際のテーブルへ行ってよろし?と云うと、混み合った時になんなのでってことで、キッチン前の小テーブルへ。ドア側の棚には、綺麗にワインボトルが寝並んで
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います。冷製のポタージュ
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にサラダ、バゲット
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。お、メインのシイラがやってきました
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。バターで焼かれた香ばしさとシイラの白身自身がもっている香りが交叉して、そしてジュンとジューシー
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で、なかなかどうして旨いじゃん。添えられたタルタル風のソースを載せる
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と、ちょっぴりコク味を足した感じに愉しめる。うむ。以上にて、潔く1,100円なり。普段使いのボーダーラインに収めるべく、肉か魚かでメニューを絞ってのランチ提供。これにデザートや珈琲をつけたりしていると、また敷居の高いランチになっちゃもんね。なるほど、予告通り、正午になった途端にワッと満席になりました。「シェ・ルネ」。夜にも、ワイン片手に気の置けない感じで楽しめそうな予感がします。
「Chez Rene」 中央区銀座7-16-21 雲ビル2F 03-3542-9866
column/02321
お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。