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串焼きと煮込み「ささもと」で 串煮込み串焼き葡萄割りの酔っ払い
はるか10数年前に一度お邪魔したことがあって、「焼酎の葡萄酒割り」にノックアウトを喰らったのが強く印象に残っていました。
しばらくして再訪を試みるも、ガス燈通りや手前の路地を探して見つからず、閉店してしまったんだと勝手に思い込んでいました。
ところが最近、とある雑誌に「ささもと」そして「葡萄割り」についての記事を見つけて、勘違いだったと知り、お邪魔する機会を窺っていました。
予約ができないということもあって少し慌て気味に縄暖簾を払う。
と、炭焼台正面のカウンターに席を確保できました。
早速、味噌仕立てのモツ煮込み「串煮込み」と串焼き盛り合わせ5本をお願いする。出だしにおススメのモツの味噌煮込み「串煮込み」。思わず汁も飲んじゃうのね。
コリコリとした「レバ」と比較的もっちりとした「ハラミ」。
ハラミとのコンビ「ネギマ」、鳥皮のような「シロ」、そして心臓「ハツ」。
「ナンコツ」なんかも面白い。
それら豚の横隔膜やら肝臓やら肺やら大腸やらをいただきつつ、白ワインにカシスを少し入れた「白酸塊(しろすぐり)」、そしてキンミヤ焼酎のストレートに赤ワインを少し入れた「葡萄割り」を呑っちゃいます。カクテルの発想ではなく、ただ酒を酒で割ってなにが悪いとでもいうような潔さをクリアな赤い液体に感じます。
意外に口当たりもスムーズですいと呑めてしまうのが恐ろしい。
結局、本来3杯までというお約束のところを何気に注文んで、2杯ほど余計に呑んだ(気がする)。
〆にお願いしようと思っていた「キャベツ煮込み」のことなんかすっかり忘れて、帰路につく酔っ払いでありました。
伴侶たちは、吊革に掴まろうとしてカラ振りして窓ガラスに突っ込みそうになったり、下車駅を挟んで前後の駅を行ったり来たりしてなかなか帰れなかったりしたらしい。
3杯制限には立派な根拠がありそうです。
「ささもと」 中央区銀座4-3-7 華菱ビル1F [Map] 03-3564-5881 http://sasamoto.kdn.gr.jp/