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とんかつ「豚児」で 上とんかつライス揚げシューマイでお昼ご飯
ちょっぴり人を拒むかのようなファサードの妖しさが気にかかる、東銀座のとんかつ「豚児」。
それは、ビストロ「ぺるしぃ」の斜め前あたり。
お隣の弁当屋さんの人影がコントラストを生むようにひっそりとしています。
意を決して扉を押すと、意外や古びたテーブルたちが幾つか埋まってる。
ちょうどストーブの脇の席が空いていて、こりゃいいやとそこへ滑り込みます。あちこちに手書きで修正追補がなされた品書きには、「ロースとんかつライス」「メンチかつライス」「かつ丼」ととんかつ屋さんらしいメニューから、「オムレツライス」「フライ丼」「焼きめし」「肉野菜炒め」に「親子丼」と町の食堂的メニューまでが並んでいます。
お願いしたのは、「上とんかつライス」。
油の温度をやや高めで揚げるのが「豚児」流か。
きつね色をやや通り越したコンガリ具合の衣でやってきました。
テーブルの隅のトレーをチラ見しつつも、なんにもかけずにパクリとカツを咥えてみる。
衣に味がついてるかのような気もして、脂の甘さが判るような心持ちで、そのまま食べ進む。あ、檸檬ぐらいは搾りたいかなぁと思ってお皿の上を探せど見当たらず。
ま、いっか、とさらにそのまんま。
以前はソースじゃなくって醤油かける派だったのだけど、とうとう何にもかけない派になりつつあるボク。
そこまで枯れたつもりはないのだけどなぁ(笑)。
「定食」とだけある、それってなんだろうとまた後日。
十分叩いて伸ばしたような、どうやらばら肉のカツが「定食」のカツなんだ。
これまた濃いぃ揚げ色のカツの定食で600円也。
大振りでふんわりとして、
きっとお手製な「揚げシューマイ」に、「みそ汁」「ライス」をくっつけて550円のお昼ご飯とする手もあるのだな(てへっ)。
入ってみれば、お安い値段の食堂メニューなとんかつ「豚児」。第二章では、気になる「かきフライ丼」「かき玉子丼」に挑戦です。
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「豚児」 中央区銀座3-12-14 [Map] 03-3541-7488