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和麺屋「長介」で 長介つけ麺山芋のつけ汁そば湯とご飯
表情のある呑み屋が連なる新橋の路地に、
「長介」はありました。
10人も腰掛けられない小体なお店です。
暑さと湿気の残る中ゆえに、らーめんを避け、「長介つけ麺」をお願いすることに。
白髪葱と刻み海苔の載った麺の下が、なにやらスープらしきものに浸っている。
といって、麺になにかを既に絡ませてあるという様子は一見、ない。どういう訳だろう。
一方、浅葱やら香味葱やらが浮かんでいるつけ汁をよくよく見ると、千切りの白い物体も沢山浮かんでいる。
箸で摘み上げて口に含んでみるとそれは、山芋だ。
微かなトロミを与えてはいるものの、細く細く刻んでしまっているので、それをそのまま意図したものなのかは定かではない。
ただ、酸味や辛味に頼らないつけ汁は好感だね。麺にもう少しもっちり感があったらな、というところでしょうか。
一気に麺を啜って、ここでは「そば湯」と称しているスープ割りをお願いすると、小椀に盛られたご飯がいっしょに届く。ん?最近あちこちでやってしまっているご飯投入が「長介つけ麺」ではあらかじめセットになっているのでした。
うん、旨い。結局スープも飲み干すこととなって、すっかり満腹。
中盛り、ましてや大盛りにしなくて正解だ。
「長介」 港区新橋4-11-5 池野2号ビル 1F 電話番号非公開