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支那そば「晴弘」は、永代通りから少し折れ込んだ、富岡八幡宮のお膝元とでもいうべきエリアにあります。遮るモノのない、妙に開放的な店内だ。厨房も実にオープンな見栄えがしている。そこへ正対するカウンターの中央へ。素直に「支那そば」としようか、それとも「海老わんたんそば」か、山形のものに近いという「冷やし支那そば」にしようか。あれこれ迷ってから、「つけ麺 ごまだれ味」
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をお願いすることに。多すぎることが危惧されたけれど、「意外とぺろって食べられちゃいますよ」と云う台詞にのっかって350gの大盛りにしてしまう。連想されるクリーミーな”胡麻ダレ”ではなくって、胡麻の香りを添えた程度のさらりとしたつけ汁だ。酸味と辛味のバランスも悪くない。そこへつけ用の中太麺。今となってはスタンダードなツルシコクニュっとした食感の、そしてしっかり味のある麺だね。うん、なるほど、喉のあたりにつっかかることなく、するするといただけてしまうのねん。今度は、こんな蒸し暑くない日に「支那そば」を。
「晴弘」 江東区富岡1-21-9 竹内第一ビル 03-3642-8037
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お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。