![ii.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2013/10/ii-thumb-200xauto-30228.jpg)
御堂筋と新御堂筋が合流するのが梅新南交叉点。
梅新南に少々厳つい雰囲気を漂わせているのが、
アメリカ総領事館だ。
周囲を警備の手が囲む総領事館の裏手から、
裁判所近くの界隈にも飲食店が点在しています。
例えば、シチューの店「グリル モリタ」の近く、
幅のある車輌では通り難そうな裏道に、
ガルバリウムの波板を壁にした白塗りの店。
扉脇の石板には、「伊々」とあります。
目を惹くのは、壁に掲示されたその日のランチメニュー。
![ii01.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2013/10/ii01-thumb-500xauto-30231.jpg)
料理のイラストを交えた味のある手描きポスターで、
日替わりランチの三品をアピールしています。
厨房を囲むL字のカウンターがどんどん埋まってく。
![ii02.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2013/10/ii02-thumb-500xauto-30234.jpg)
二階にも十数名分の席があるようです。
外のメニューで即決していたご注文は、「豚肉のしょうが焼き」。
![ii03.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2013/10/ii03-thumb-500xauto-30237.jpg)
強い火力のレンジでじゃっじゃと炒める光景を目の当たりにして、高まる期待(笑)。
ああ、玉葱の甘さが十分に引き出され、さらっと存分に生姜の利いた好みのタイプ。
さあ、御飯を掻き込もう。
![ii04.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2013/10/ii04-thumb-66xauto-30240.jpg)
“ボリュームたっぷり、お腹もいっぱい”と謳うは、「肉なべ」。
使い込まれた落とし蓋を外せばまた、新たな湯気が立ち昇ります。
![ii05.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2013/10/ii05-thumb-500xauto-30243.jpg)
![ii06.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2013/10/ii06-thumb-245xauto-30246.jpg)
![ii07.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2013/10/ii07-thumb-245xauto-30249.jpg)
ほろほろ旨々の牛肉に甘めの汁の滲みたお麩。
半熟に解ける玉子の黄身にうどんを絡めればほら、堪らない。
さあ、御飯を掻き込もう(笑)。
「マーボ定食」や「ハンバーグ定食」、
「天丼」や「牛肉のテリ焼き丼」「豚バラ丼」といったラインナップに挟まって、
「カレー焼飯」のポスターが並ぶ日もある。
![ii08.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2013/10/ii08-thumb-500xauto-30252.jpg)
どこかの賄い食のようでいて、
ぴり辛具合、パラパラ具合がなかなか好ましい。
炒めるのに一瞬の躊躇もあればこうはならない、なぁんて考えたりして。
扉の脇のホワイトボードには、
ぎっしりとその夜のものと思しき酒肴たちが並んでる。
![ii09.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2013/10/ii09-thumb-500xauto-30255.jpg)
どれもが気になり、その姿を想像したくなるものばかりだね。
アメリカ総領事館裏手、西天満の裏道に今日も「伊々」のランチの品書きが並ぶ。
![ii10.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2013/10/ii10-thumb-500xauto-30258.jpg)
店名「伊々」の意味はと訊ねたら、
息子さんと思しき兄さんが親指をぐっと立てた。
「伊々」は、「いい Good!」。
夕暮れ時にお邪魔する機会があればいいのになぁ。
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「伊々」
大阪市北区西天満2-9-21 [Map] 06-6362-1123
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