京都には数え切れない程の観光名所があるのは、
日本の、いや世界的にも周知のところ。
京にある幾多の神社仏閣の中で、頭に真っ先に浮かぶのは、清水寺でも高台寺でも南禅寺でも慈照寺でも平安神宮でも龍安寺でも東福寺でも下鴨神社でも仁和寺でも、ない(笑)。
八坂神社前から乗り込んだのは、
金閣寺方面行きの市バス。
おそらく4度目の訪問となる金閣寺に再び足を向けるのは、修学旅行の際に拝見した時の印象が強かったからなのかもしれません。訪れた鹿苑寺境内は、 もう陽が西に傾き始めている時分にも観光客で賑わって。
河原町界隈をちょっと散策してから向かったのは、 祇園四条の南座の脇から下った川端通り沿い。 タクシーの車窓から目に止めて気になったお店の名は、「一平茶屋」です。
店先に「水」と彫り込んだ、井戸らしき設え。 雨風にちょっと傷んだ犬矢来。 枯れた風情がいい感じに郷愁を誘います。
店内も外観のイメージにぴたりと符合する味わい。
盛夏の時季ゆえ、 「鱧しゃぶしゃぶ」をメインとした「夏のおすすめコース」でいくのが順当なところと思うものの、 このシーズンにもいただけるという「かぶらし蒸し」も気に掛る。 「夏のおすすめコース」に「かぶら蒸し」を添えたコースにすんなりと応じていただけました。
お麦酒をいただいたところに届いた先付けは、「長芋そうめん」。
そしてそのお造り、「鱧落とし」。
続いて、追加してもらった「かぶら蒸し」の器が届きます。
夏の風物に戻って(笑)、「鮎の塩焼き」。
女将さんがそう言い添えてくれた「瓜の雷漬けと鯖の飯寿司」。
華開く鱧を平らげたあとには、 しっかり松茸の香りの移った出汁でにゅうめんに。
川端四条下ル、大正時代から続く京料理の「一平茶屋」。
「一平茶屋」 京都市東山区宮川筋1丁目219 [Map] 075-561-4052 http://www.eonet.ne.jp/~ippeizyaya/
column/03303
夏の京都。蒸し暑い。
この言葉しか浮かびません。
何度もひどい目に遭っております。
もっとも今年は猛暑ですから、日本中どこへ行っても同じですね。
かぶら蒸し=寒い季節と思っていましたが、9月でも頂けるお店があるのですね。
写真を見ていたら京都に行きたくなりました。
でも、涼しくなってから♪
こちらは「天壇」の近くでしょうか?
見覚えがあります。
「一平」という名の知人がいるので、記憶に残っています。
Re:Rさま
そう、「天壇」本店の並びです。
やっぱり、欲張って季節の違うものをいただくのはあんまりよくはないと、ちょっぴり反省もいたしました(笑)。