![kamonnosuke.jpg](https://ishouari.com/1104/kamonnosuke.jpg)
入船の焼き鳥「さくら家」の並び。
以前ここには、別の中華そば店があったような気もします。
一瞬、″ロンバケ″のロケ現場として一時話題になった「萬金」がなくなってしまったのかと思うも、「萬金」のある筋とは違うよなぁと思い直す。
ひと目を惹く橙地の看板には、「掃部介」というどこか由緒のありそうなお名前が。
なんと読むのでしょう。
そうか、かもんのすけ、と読むのだねと看板を見上げつつ、暖簾を払います。
![kamonnosuke01.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2011/04/kamonnosuke01-thumb-500x375-19150.jpg)
間口から想像する通りのカウンター。
いつもどうも!と、初めての訪問であってもそう歓迎してくれます(笑)。
![kamonnosuke02.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2011/04/kamonnosuke02-thumb-66x49-19153.jpg)
メニューには、スタンダードに思う中華そばのラインナップとそれに沿うようなつけ麺4種類。
まずは葱好きを誘う限定品、「ねぎラーメン」からお願いしましょう。
![kamonnosuke03.jpg](https://ishouari.com/1104/kamonnosuke03.jpg)
![kamonnosuke04.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2011/04/kamonnosuke04-thumb-245x183-19157.jpg)
![kamonnosuke05.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2011/04/kamonnosuke05-thumb-245x183-19160.jpg)
そのドンブリは、丁寧に刻んだ白髪葱をこんもり盛った素敵な見映え。
ちょっとしたオトナの辛みと香りを摘んで、麺と一緒に啜ります。
スープは、野菜の旨味甘さもふんだんに抽出した感じの懐かしくも優しい仕立て。
つるんとした麺との相性もよく、食べ飽きしない和みの一杯と云えましょう。
辛い風味も欲しい時には、「ピリ辛みそラーメン」。
![kamonnosuke06.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2011/04/kamonnosuke06-thumb-500x375-19163.jpg)
ベースのスープがもつ一種の甘さは、ピリ辛い刺激を受けて、奥行きのある味わいをもたらしてくれます。
お隣のオヤジさんが啜っていて気になったのが、「もやしラーメン」。
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![kamonnosuke08.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2011/04/kamonnosuke08-thumb-66x49-19169.jpg)
厨房の大将の所作を眺めていると、市販品でいうところのもやしひと袋まるまるを麺のテボと並べたテボに投入して、ささっと湯掻く。
そうして、たっぷりともやしをいただけるドンブリとなる。
某「二郎」となにかを争うつもりは毛頭ない、甘露なコクの中に優しさと穏やかさの滲む一杯だ。
入船で密かな人気の中華そば、その名も「掃部介(かもんのすけ)」。
![kamonnosuke09.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2011/04/kamonnosuke09-thumb-500x375-19172.jpg)
命名の訳を訊いたらば、ずっと昔この界隈に掃部介と称する人物の屋敷や蔵があったことに由来するそう。
柔和そうな大将は、お店にカモン!なんて言葉の響きも考えて、とニヤリ。
思い出しては時折足を向ける、そんなお店になりそうです。
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「掃部介」
中央区入船2-2-2 志村ビル1F
[Map] 03-3551-0393
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