白ワインをいただいたところに到着したのは、持っているには重そうな大きなトレー。こちらが本日のチャリティオイスターの牡蠣、「春香」だ。
岩牡蠣「春香(はるか)」は、島根の沖合いに浮かぶ隠岐の産。 日本で一番最初に商業化した岩がき、だそう。 海士町の海士(あま)いわがき水産が供する「春香」は、玄人筋も一目置くブランドという。ちょこっと檸檬を搾っていただく印象は、真牡蠣と岩牡蠣の間のような。 クリアな滋味を仄かなクリーミーさの気配が包んでいて、そこにバランスと品を想う。 「春香」は三年もので、二年目に”耳吊”と呼ぶ工程で手間をかけるのも特徴のひとつ。 それぞれが互いに接着したような状態で垂下ロープに付着した牡蠣をひとつづつばらし、牡蠣ひとつひとつの蝶番の先端に小さな穴をあけ、そこへテグスを通して放射状になるように垂下ロープにふたたび固定する。 そんな大きな手間をかけて、育成の密度を調整し、牡蠣に万遍なく栄養が廻るように。 そうすることで、プランクトンの多い海域を敢えて避け、清澄な海域を選びながら、幻の、とも呼ばれる牡蠣を育んでいるのだそう。 そんな「春香」に「MAIMON」の5種類のソースからオススメの薬味ぽん酢を垂らしてみる。 うほほ、なるほど、途端に旨みの輪郭がよりくっきりとして、ちょっとした変化も愉しめる。 と、いうことで、もうふたつください(笑)。
「マイモン」「春香」と白のグラスをひと廻り味わったところで、 ミーティングにするんと移行します。 復興取り組みの状況や実施イベントの報告、主だった企画提案の内容・進捗を共有し、会議第1回以降に集まった義援金の使い方を決めたり、これからの会議あり方をあれこれ意見交換したり。 結局、予定時刻を大きく上回る、会議&チャリティオイスターとなりました。 三陸を代表する名産品の牡蠣で、三陸の自活への路を少しでも手助けしたい。 会議の様子や取り組み内容は、随時、日本オイスター協会特設サイトに掲載されます。 復興牡蠣オーナーも着実に増えています。
恵比寿、銀座、そして大阪・梅田に展開する、 スタイリッシュOyster Bar&Charcoal Grill「MAIMON」。夕闇とともにそのラグジュアリーな雰囲気がきっと華開く。 正規の営業時間にもお邪魔しなくっちゃ。
「MAIMON」恵比寿 渋谷区恵比寿南2-3-14 CONZE恵比寿7F [Map] 03-3715-0303 http://www.secret-table.com/brand/maimon/