永いこと八丁堀を彷徨いていながら、
通りに面したこの店に入るのは、実は初めて。
スタンドサインには、本格派コーヒー&パスタ、とある「エル」。
いよいよ訪れなければと考えたのは、
店頭で示すランチメニューにずっと気になるフレーズがあったから。
そう、セットメニューのあちこちに「ナポリタン」の文字がみつかるンだ。
いらっしゃいー、とドアの前でオヤジさんが迎えてくれる店内は正に、
昔ながらの喫茶店。
ずっと奥へどうぞ、ということで、突き当たりのテーブルに腰を据えました。
改めて眺めるメニューから選んだのが、本日のサービスランチ「Fナポリタンスパゲティー・ホットサンド・サラダ・みそ汁盛り合わせ」。
本日のと謳いながら、毎日あるよな気がするのは、気にしない(笑)。
片言なオネエサンがカウンターのオトウサンにオーダーを通すと、はい分かりましたありがとうございまーすと快活に通る声で応じてくれる。
早速響いてくる、大きな炒め音。
大きく鍋を煽り、しっかり炒めてくれているのが、その音から伝わってくる。
湯気を上げてやってきた盛り合わせ皿のナポリタン。
すぐさまフォークに巻いたナプキンを剥がして、そのオレンジ色と挿し込みます。
うん、炒め加減に遜色なく、ケチャップ量の頃あいもいい。
そのお皿の裏側へと廻り込むとそこには、二種類のホットサンド。
齧ろうとして判ったのは、サンドといっても二枚のパンでサンドしているわけではなくて、半分に割った食パンの断面へスリットを入れて、そこへ玉子やツナのたっぷりした具を押し込めていること。
芸が細かいというか、なんというか(笑)。
いいなぁ。
玉子トーストサンドや玉子ピラフとの盛り合わせでなくて、
ナポさんも食べてるナポリタン単品を啜ってみようと数日後にまたお邪魔しました。
片言のオネエサンには、「ナポリタン単品で」と云ってみても、「ナポリタンだけ」「ナポリタンのみ」と云ってみても通じない(苦笑)。
仕方なく、カウンターのオトーサンにそう声を掛けると、「はい、できますよー」。
ふたたび湯気とともにやってきた、
プレートに載る「ナポリタン」。
しめじ多めな今日のナポは、ちょっとタバスコの青っぽい辛みが利いているよな気がするなぁと思いつつ、クルクルズズズ。
前回で在り処を知った粉チーズを振ってはまた、クルクル、ズズズ。
二回試してちょっと残念かなと思うのは、添えてくれるのがスープでなくて味噌汁であること。
付け合わせならまだしも、やっぱりナポリタンに味噌汁は微妙であるぞ、と。
どうやら30有余年に亘って八丁堀にあるという、Coffee House「エル」。
入口応対&レジ担当のオトウサンもまた朗らかに、「またお待ちしてまーす」。
そのフレーズが、なんとなく心地いい。
伝票裏の記載によると、四ツ谷にも同じ「エル」の麹町店があるようです。
「elle」 中央区八丁堀3-22-11
[Map] 03-3553-2581
column/02941 @900-
先日、意を決してw
出かけてみました。
注文したのはもちろん
「Fナポリタンスパゲティー・ホットサンド・
サラダ・みそ汁盛り合わせ」
です。
感想としては、ホットサンドは美味しかったけど
あとは、まぁまぁかなぁ。みそ汁をフォークで
食べなきゃ行けないのには参りましたw
珈琲がついてあの値段ならまぁ許容範囲かなぁ
って感じでした。
Re:puzzさま
街角の喫茶店には、お気軽にお越しいただけるとよいかもしれません (^.^) 。
朝の雰囲気は、なんだかこう、懐かしい感じですよ。