![maruyashintomi.jpg](https://ishouari.com/0902/maruyashintomi.jpg)
幾度となくその前を通りながら、いつもスルーしてしまっていたお蕎麦屋さん、新富の「更科丸屋」。
“更級”と”更科”は、どう違うのかなぁ、
茅場町の「更科丸屋」とはどういう関係になるのかなぁ、
などとぼんやり考えながらショーケースを覗くと、
あったありました、冬の定番牡蠣のおそば。
早速ちょっくら、お邪魔してみましょう。
静かな店内は、それもでも八分の入りのお昼どき。
落ち着いた賑わいの中で、蕎麦を啜る音がそこここから零れてきます。
![maruyashintomi01.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2009/02/maruyashintomi01-thumb-66x49-8647.jpg)
卓上の「冬のおすすめ」には、
「芝エビのかき揚げそば」「けんちんうどん」「鴨南そば」に「牡蠣そば」。
どれもが気になりますが(笑)、ここは初志貫徹、「牡蠣そば」をお願いします。
三ツ葉と柚片を頂いた牡蠣たちが、見るからに旨そう。
![maruyashintomi02.jpg](https://ishouari.com/0902/maruyashintomi02.jpg)
ぷりっとした三陸の牡蠣の身が沈まずに勇姿を現しているのは、その下に海苔を敷いているから。
なるほどなぁと思いながら、汁に浸ったその海苔と牡蠣の身と蕎麦とを一緒に口に入れてみたりする。うん美味しい、とゆるゆるした心持ち。
![maruyashintomi03.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2009/02/maruyashintomi03-thumb-245x183-8651.jpg)
![maruyashintomi04.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2009/02/maruyashintomi04-thumb-245x183-8654.jpg)
蕎麦そのものは、如何にも”更科”な白さはなくって、何気ない蕎麦と甘汁だけど、決して陳腐じゃない安心の食べ口だ。
サーモンピンクの壁色が意外としっくり町並みに馴染む、新富「更科丸屋」。
![maruyashintomi05.jpg](https://ishouari.com/0902/maruyashintomi05.jpg)
やっぱり「更科丸屋」の系譜が気になるけど、それはまたいずれどこかで紐解いてみようかな(笑)。
口関連記事:
そば「更科丸屋」で 呑み過ぎた翌日力そばとカレー南ばんせいろ(08年10月)
「更科丸屋」 中央区新富1-11-3
[Map] 03-3552-8320
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お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。