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Ostrea「オストレア カナワ」で かきフライかきカレー老舗の片鱗
ロレンスさんの記事を読んで、そーだ此処へ行き損なっている!と膝を打ったのが、八丁目コリドー街近くの「オストレア カナワ」。
広島発の牡蠣料理どころとして著名な「かなわ」の、云わば洋食部門であります。
店頭のポスターによると、今年で「かなわ」創業140周年。
改めて知る、老舗なのでありますなぁ。テーブル席に失礼して、まずはやっぱり「かきフライ定食」。
小振りなフライが5片載った角皿がやってきます。
フライ表面の表情は、ぐっと押しつけちゃったよな衣ではなくて、パン粉の粒子を殺さないように、さっくりと包んだよう。
そんなことを思いながらそのフライを口にすると、イメージ通りの軽やかで繊細な食べ口のする。ほうほう。
なんだか、流石、世紀を跨いで牡蠣料理に向き合ってきた「かなわ」の奥行きの片鱗が窺えちゃうなぁ、なんて。
今や、カキフライには檸檬を搾るだけでいただくのが常になってはいるけれど、卓上のかなわ特製「かきフライソース」はやっぱり気になるところ。
最後の一個に垂らしてみました。ウスター系のソースではなく、ケチャップ系。
角のない風味が、なるほど牡蠣の身の、衣と一体となった魅力を引き出すに足るソースだね。
これはこれで悪くない。
カレーもあるのねンと「かきと野菜のカレー」。
ご飯にかきフライ載っけてカレーかけただけじゃん、ってことではあるものの、回しかけるカレーを辛さ控えたベシャメルのシチューのような仕立てにしているところが、なかなかニクイ。
玉葱の粒子もたっぷり。
フライにした牡蠣には、辛いカレーや濃厚なカレーはどうもしっくりしないこないところがあると思ってた。色々試行錯誤の果てに辿りついたレシピだったりするのじゃないかな。
帰り際、「小振りな牡蠣ですけど、広島産ですよね」と当たり前のことを念を押すように訊いてみた。応えはイエス、そりゃそうだ(笑)。
黒板夜メニューの「オイスターマンゴーグラタン」や「かきめし」も気になる「オストレア カナワ」。そうそう、「かきの塩辛クリームスパゲッティ」が13時からの時限メニューなのが口惜しいです。
口関連記事:かき「銀座 かなわ」で殻付かきかき浜焼きかき天麩羅かき土手鍋(05年12月)
「オストレア カナワ」 中央区銀座8-3-1 [Map] 03-5537-6951 http://www.kanawa.co.jp/
そろそろ行かなくっちゃ!
かきの塩辛クリームスパゲッティも気になりますね~
だけど牡蠣料理ってランチでも飲みたくなるのが問題…
Re:ロレンスさま
うん、牡蠣で発酵系なんて大丈夫なんだろか?って心配もありーでね(笑)。
生牡蠣やグラタンなんかだと特に、ワインちょうだい!って気分になる、なる。
ま、でも、ソテーもフライもご飯のお供にも充分と違うかな~。