
先日、「魚竹」向かいの「中村屋」で「カキのオイル焼き」をいただいた後、ふと覗いた左手の脇道に暖簾が揺れるのを見つけました。
こんなところにも鮨屋があったのねと、店頭のお品書き

を眺めると、にぎり「貝づくし」と並んで「光物づくし」なぁんてフレーズもある。
そのうち寄ってみーよぉ、と思いつつ店を離れたのでありました。
そして今夜、ほんのちょっとツマンデ帰ろう、そんな気分で寄ってみました。
ガラッと戸を引いて歩み入った店内は、
手前にテーブル席、左奥側にL字のカウンターという構成で、キリっと明るい印象。
テーブルで話し込んでる客もカウンターの両翼を埋めたお客さんも、
気の置けない雰囲気を愉しんでいるようです。

壁に掛かった木目くっきりの額には、「昔乍らの江戸前で乙でいなせなお魚をはらりみごとな寿司にしてお口に花を咲かせます 築地 寿司寛」とある。
生業が伊達ではないことを知らせてくれています。

少な目ビールを、
印籠詰めした烏賊のお通しでいただいて、「光物づくし」をお願いします。
まずは、やっぱり小肌に鯖。
もうちょっと〆ちゃった感じでも良さそうですが、小振りなシャリとタネのバランスは悪くない。


続いての2貫に鰺。蕩ける甘さにも思うのは煮切りの所業ではないのですよね。
再び小肌鯖の2貫という意外な展開を経て、鰹。

初鰹のあっさりした脂が、うん、乙であります。
あっけなく食べちゃった以上8貫が「光物づくし」ひと通り。
重複した2貫がちょと残念で、細魚とか、
シブいところで真鰯あたりを揃えてくれたらナルホド!だなぁなんて思ったけれど、
いかがでしょうか。
ちょいツマミの最後を、金目と芽葱で。


好物の芽葱は、少々強い歯触り。金目の纏いつくようでいて軽い脂の妙に感心だ。
生真面目そうな店主の柔らかな応対が印象的な築地「寿司寛」。

場内「岩佐寿司」でもいただける「貝づくし」を再びちょいツマミしに寄るのも一手だね。
口 関連記事:
食堂「中村家」 でぷりふっくらカキのオイル焼き町の食卓(08年03月)
「寿司寛」
中央区築地1-5-5 [Map] 03-3543-1717
column/02554
おおー!ここは全くノーマーク地帯でした。
ぜひぜひ、私も後追い訪問させて下さいませ!
まずは土曜ランチかな・・・☆
Re;つきじろうさま
実は、ひる時に「光物づくし」をと思って寄ったのですけど、ランチのお品書きには「づくし」シリーズがありませんでした。でも、お手頃な握り・ちらしがあるようですよ~。
たしかにサヨリか春子あたりも期待しちゃいますよね。
それより光り物づくしにカツオを入れるのはどうかと・・・
Re;ロレンスさま
お、なるほどそんな光モノが、なんてこともあるかなぁと思ったンですけどね。ま、あの料金設定ですので文句は云えません。
鰹を光モノの仲間とするのは、あながち間違いとは言い切れないみたいですけど、どうなんでしょうね。
こんにちわ!
たまたまブログを見つけましたが
どれもこれも
とってもウマそうですね!
僕も光物大好き人間なんですが、
築地「寿司寛」すごくおいしそうです!!
今度ぜひ立ち寄りたいと思いました。
Re;光物好きブログ社長 ムラウチさま
コメントありがとうございます。
光モノ、いいですねー。
ありそうで意外とないのが、光物づくし。
「寿司寛」では夜だけメニューでしたけど、昼夜拘らず他でもし見つけたら知らせてくださいね(笑)。