今日のお昼は、京橋で中華。
店頭のお品書きを眺め、少々値が張るけど空芯菜の炒めものあたりかなと目途をつけて、二階への階段を上がります。
その階段の手摺りを脇にする席へと案内されました。
壁に設えられた湖の写真
は何処かと訊くと、「うん、西湖、うん」とあちらの方らしき姐さん。
杭州西方の郊外にある西湖十景と呼ばれる観光地。
上海も近いその辺りに縁があるのかな。
改めて覗くメニューには、「什錦炒麺(五目肉焼きそば)」から「榨菜肉絲炒麺(ザーサイ豚肉入り焼きそば)」などなど16もの焼きそばメニューが並んでいます。
あとはあんかけご飯か炒飯か。
ん、これにしよ!っと選んだのが「西芹肉絲炒飯(セロリーと肉の細切り焼飯)」です。
見るからにシャキッとした歯応えが伝わるセロリと豚の細切り肉がわさわさっと載っている嬉しい量感。
オトナになってセロリもOK(笑)ながら、やっぱり矢鱈青臭いものとなると余り食指が動かないけれど、こんな厭味のない粋な香気と食感にしたセロリって悪くない。脂もったりさせかねない豚肉に清涼感を添えてもくれている。うん、豚肉細切りにはピーマンの細切りがベストコンビかと思い込んでいたところへ、ライバル出現を思わす名コンビだね。
パラパラの炒飯そのものも塩梅よく、うまうま。そして印象的。
やっぱり焼きそばも放っとけないし、「紅焼牛肉(大根と牛肉の角煮)」などなど「今週の定食」も充実の6篇。例えば「糯米焼売(もち米シューマイ)」はチマキっぽいノリなのかなぁなんて、あれやこれやと気に掛かる「雲樓」のメニュー。
そのメニューの表紙に「RAINBOW」とあるのは、「雲樓」=「虹」を意味するのかな。それとも、そんなあれこれ気になるバラエティーを七色の虹に准えているのかな。雲そして虹にさえ届こうという楼閣の姿を象徴してのことなのかな。
「
雲樓」 中央区京橋2-7-9 03-3561-6390
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