しっかり目の揚げ色をしたとんかつがやってきました。 断面の表情を愛でながら、例によって檸檬を絞ってまずひと口。歯触りサクサクっとして、その先すぐにロース肉の香りと脂の風味が解けてくる。 塩でいただけばやっぱり、脂の甘さが際立って、いいね。 最近のカツの食べ方は、半分ほど絞ったあとの檸檬に塩を振って、そこにカツの衣のところをトントンとして、いただくって要領。そうするとパラパラとした塩が加減よく含ませられて、かといって衣の風合いを損なわないでカツが喰えるンだ。 ホールの女性が薦めてくれた柚子胡椒も試してみようかな。 とんかつの角に柚子胡椒をちょんとのせて、ひと口にいただく。 風味が強過ぎるきらいはあるものの、なるほどこれも一興で、後半飽きがきたらこうして食べるのもいいかもしれないね。 不思議なのは、ガッツリ揚げ物のとんかつ食べたのに、どこか物足りないような食後感が残ったこと。所謂”期待が過ぎたゆえの心象”とは違うような気がするンだけどなぁ。何故だろう。
暖簾の緋色を山形に一文字と白抜いて標す「やまいち」。カタチや、よし。店主の姓と名のあたまをとった、と考えるのが順当なところでしょうね。 口 関連記事: 名代・とんかつ「勝漫」 で貝柱のコロッケさっくりとろりんこ(05年01月) Bar「DEUCE」 でArdbeg&Ardbegスコッチの500年に浸かる(07年12月)
「やまいち」 千代田区神田須田町1-8-4玉井ビル[Map] 03-3253-3335
column/02536
こんにちは、いつも美味しく読まさせて頂いてます。
私はこちらでカキフライも食べましたが、
2粒1個揚げのぷっくりしたカキが
柔らかに浴衣を纏っているみたいなお揚げでありまして、
まさにじゅーしぃ。厚衣で封じ込まれた時みたいな
ガッツリ感とか香り感はありませんでしたが、いやー。満足しました。
季節が許すならもう一度行きたいものです。
Re;rokuさま
ありがとうございます。
おお、「やまいち」の「カキフライ」。2個1個ぷっくり柔らかですか~。
気になってはいたのですけど、そうなるとますます気になっちゃうじゃないですか~、もう(笑)。
そろそろ冬シーズンは終息ですもんね。焦るなぁ。
勝漫の味がここで楽しめるって知っていたのですが、
結局ここ引っ越す前にいけなかったですよね。
柚子胡椒というのは新しいですね。
前に勝漫で食べた時には塩があう印象でした。
違いを確認しに行かなきゃ。
Re;超神田っ子さま
そっか。引っ越す前だったらのんびりお散歩エリアだったのかな。
どうも余所で、うんめぇ~とんかつ覚えちゃった所為か、感激まではいかなかったのですけど…。
柚子胡椒は面白いと思います~。