予想される雑踏を避けるように、「たけわか」脇の路地へ。
先日お邪魔した「jige」の兄弟店「ばらくーだ」でランチ。
界隈の会社も休みに突入している先が多いのか、店内はカウンターに先客おふたりがいるだけで、不本意ながら落ちついてしまってますってな様子です。
「大山地鶏焼」「焼手羽先玉子とじ」「刺身盛り合わせ」「桜海老と野菜のちらし天丼」「ゴーヤチャンプル」と並ぶ黒板メニューから「新さんま塩焼」を。
もう秋刀魚かぁという感慨とそろそろいいでしょという相反する思いが交叉したりします。
鉄串に刺されて焼かれ始めた秋刀魚は、北海道産。
秋へ向けて南下してくるのですね。
網焼きでないので、頭や尻尾が丸まったカタチで秋刀魚が届けられました。最盛期の脂ノリノリのものほどではないけど、うん、充分旨い塩焼きだ。
最後にアルミホイルで包むように仕上げたりするところがニクイ。
「バラクーダ」のランチには、何故か沖縄そばがついてくるンだけど、これはどーかなー、変えたほうがいいんじゃないかと思います。
アラ汁かなんかにならないものでしょうか。
せっせと包丁を研いでいる年配な板前さんの頭上の壁にはバラクーダ、つまりはオニオオカマス(ただのオオカマスのようにもみえるけど)のリリーフがある。
先月のシパダンの水中で眼前に拝んだバラクーダの群れを思い出す。
秋刀魚を焼いてくれた兄さんに「さすがにバラクーダは食べないよね~」と声を掛けると、ニンと笑って、「そーですね~、カマスの干物なら時々入りますよ~」と云う。
魚介を中心とした焼き物、揚げ物、などなど。夜に来ても気の利いた肴でいい感じに呑めそうな「ばらくーだ」。
「羽羅喰駄」とも書くようです。
口関連記事:
備長炭火焼 「jige築地」 築地店
「ばらくーだ」
中央区築地2-14-11サイエスタビル南館1F [Map] 03-3549-1760
http://www.jige.jp/
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