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どこの街角にもありそうな極普通のおそば屋さん。ところが店の前に立つと、ふんふんとしたカレーの匂いに包まれます。暖簾には“おそば”とありますが、お品書きのメインはうどんで、しかも楽しいメニューが目白押し。照り焼いた鶏肉の串をトッピングした「照焼うどん」にかつとじがどんぶりを覆う「かつとじうどん」、ミートソースをかけちゃう「ミートうどん」などなど。カレー版だって、えびふりゃーの載る「えびカレーうどん」、揚げた鶏肉がお供の「磯揚げカレーうどん」、冷たい麺を温かいカレールーで啜る「カレーせいろ」などなどとバラエティー豊か。そんな中から笑ってしまったメニュー「カツカレーうどん」をお願いしました。どーん!とやってきた大ぶりなどんぶり
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。なみなみと溢れんばかりに注がれたカレーに浮かぶのは当然、カツ
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。揚げたてのカリッとした衣が悪くない。圧巻はなんといってもこのカレーそのもの。うどんつゆで溶いたような形跡はなく、どろんとまったりと、そして圧倒的に濃いぃンだ。辛さは尖がらずもスパイシーな風味はしっかり。くにゅんとしたうどんによーぉく絡む
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。ほらほら、雑炊状態にして食べようと注文んだご飯に廻しかければ、そのまま違和感のないカレーライスになっちゃう
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もんね。濃いぃ文化の発露をここでも垣間見ることとなりました。いいね~。
「つる岡」 名古屋市中区千代田2-8-17 052-261-4555
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お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。