イタリアの街角に佇んでいるような気分(行ったことないけど)にさせる洒落たファサードが「イル ヴェッキオ モリーノ」の目印。
厨房前の通路を抜け奥へ。テラス席
手前のテーブルに案内いただきました。
コース設定はなく、基本アラカルト。
こうして、ボリュームや流れを考えながら自由なメニューの組み合わせにあれこれ悩んだりするのも、楽しいやね。
食前酒をエスケープして、冒頭からボトルの白、「Vermentino di Toscana 2004」
。
さらっとした呑み口の中に華やぐような香りとほのかな甘さ。
ヴェルメンティーノ種のワインって、好みかも。
まずは前菜からふた品。
「完熟きわめトマトの冷製スープ 水牛のモッツァレラチーズ添え」がいきなり美味しい。
吉良産だという完熟トマト。
その豊かな甘さと香りを頷きながら堪能しちゃう逸品に仕立ててある
ンだ。
もうひと皿が「天然岩牡蠣 パートカダイフを巻いてフリットに シェリービネガーのソース」
。
パートカダイフというのは、カッペリーニのように細かく刻んだ鳥の巣状のパート。
ふっくらと大ぶりで量感のある岩牡蠣の滋味とさくっと軽い衣とに一体感があって
、おほっ、旨いや。
パスタからもふた品。
「そら豆とうすい豆の自家製手打ちパスタ」は、くにくにとしたビーゴリーの魅力を、二種類の豆の上品な甘さと風味で包んだもの
。
うすい豆とは、えんどう豆の仲間で、さやごと食べる鞘豆とは違って中の実を食べるタイプ。
グリーンピースなんかとは比較にならない繊細さと品のある豆だ。
「じゃが芋のニョッキ 赤座海老とポルチーニ茸のニョッキ」
に続いて、セコンドにひと品。
「鳩 スパイスと蜂蜜、オレンジ風味のロースト」を選んでみました。
フランス・ブレス産だという鳩の足がオイデオイデ
をしています(笑)。
そそる紅い身
の、ジビエらしい噛み応えと滴る滋味が、いい。
そこに薇のすっとした苦味とホワイトアスパラのしゃくとした歯触りが添えてある。
うんうん、佳いお皿だ。
そして、お腹と相談の上ドルチェをパスして、「カフェ マッキアート」
を啜る。満足&満腹だ。
こうしてコース料理を押し付けないレストランが最近少しずつ増えてきているように思うけど、いいことだよね。
セコンドはひと品だけにするのがボリューム的にちょうどいいなぁと思ったり、アンティパストから欲張って食べちゃいたいと思ったり、セコンド抜いてパスタをメインにしたいなぁと思ったりすることもある。
そんな我が侭も叶えてくれちゃって、シェアを前提に取り分けてくれるンだものね。
「IL VECCHIO MOLINO」
名古屋市千種区池下町2-28-3 [Map] 052-752-0006
column/02223
あれっ?名古屋へ行ってたの?
私も金曜日は名古屋に居て、千種区春岡通りの「好来道場」ってラーメン屋に入ったんだよ。
もしかしてニアミス!?
Re;ヒロキエさま
おお♪
金曜日も名古屋にいて、カレーうどん啜ってました。
プチニアミスですね~。
偶然お会いしてたらひっくり反るところでしたね~(笑)。