![torifuji.jpg](https://ishouari.com/070508/torifuji.jpg)
「宮川」が店を統合して閉めたあと、食堂っぽい店になっていた喫茶「アンデルセン」の2階がいつの間にか、鳥料理のお店になっていました。
階段脇では「究極の親子丼」というキャッチコピーが踊るポスター
![](https://ishouari.com/070508/torifuji01-thumb.jpg)
や幟が視線を惹くようにしています。
簡単に”究極”と云ってしまっているところに謙虚さの欠如を思わす疑念が湧かないこともないけど、ま、そんな固いこと云わずにいっちょ試しに突撃してみましょうかね。
新しいお店らしく、建材の匂いが漂ってきそうな気がするほどのきりっと真新しい設えの店内だ。
右手厨房前のカウンターへ。折角なので「特上親子丼」をいただきましょう。
火から下ろす直前に廻しかけた部分の玉子がとろにゅるんとして、その下の濃いぃ橙色の黄身が如何にもグレードの高そうな玉子を使っているぞと主張しています。
![torifuji03.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2009/03/torifuji03-thumb-245x326-8923.jpg)
![torifuji04.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2009/03/torifuji04-thumb-66x49-8929.jpg)
割下にしたタレが人形町のそれのように妙に甘いこともなく、どちらかというと玉子の甘さとコクを醤油でシャンとさせてる感じで、いい。
硬めに焚けたご飯に汁だくだくで、
ちょいと高級な玉子かけご飯を食べてる感じにもなってる。
銘柄を訊かなかったけど、親肉にもっと深い滋味をガツンと感じさせるところがあったりすると、正に”究極”だ!って云えちゃうかもしれないね。
うん、でも、なかなかに美味しい親子丼でありことには間違いありません、はい。
夜には、焼鳥はもちろんのこと、鳥鍋なんかも自信作のようです。
「茅場町 鳥ふじ」 中央区日本橋茅場町3-4-6 本橋ビル2F
[Map] 03-3249-6118
column/02211
お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。