column/02118
鉄板焼と酒「灯ノ番」で ペントハウスの和牛鉄板ハンバーグ
日本橋橋下から隅田川へと流れ込む日本橋川の畔の、倉庫街チックな一辺に「灯ノ番 hinoban」はあります。
硝子扉を開くとすぐに棚に酒瓶をディスプレイした階段が迎え、上がっていこうとステップに足を載せたところで呼び止められるように左脇から声が掛かりました。
インカムで席の状況をやりとりしているらしく、確認の後案内に従って上階へ。
小上がり風の中2階を横目に辿り着いたフロアが目指す席なのかと思いきや、配膳室らしきスペースを擦り抜けて何故かその先の鉄扉から外へ出る。
へ?っと思いながら外階段を上がるとそこは、ウッディなペントハウス。
大ぶりでシックなソファーなどを配し、バーカウンターもある。
防寒のためのスクリーンを張り巡らして、冬の日でも寒さが気にならない。
見下ろせば、川面に浮かぶプレジャーボートの不法係留が見える(笑)。
そのカウンターに陣取って、お昼ごはんメニューをチェック。
20食限定の週替わりな鉄板焼きに始まり、日替わりの魚料理、どんぶりにハヤシライスを挟んで、黒毛和牛のお肉料理がラインナップしています。
鉄板焼きのお店であるところに少しばかりの敬意を表して、「A4黒毛和牛 鉄板ハンバーグステーキ」を「本日の汁もの」と「男子のデザート」付きでお願いしました。
コロンとしたフォルムのハンバーグにお箸の先を割り入れると、レア気味お肉の断面が顔をだす。むほほ。
肉汁滴る方向の美味しさではなくて、赤身肉の骨太な旨さ方面を思わせる、
なかなかイケル味わいだ。
味噌を使っているらしい面白いソースがそれをより引き立てているんだ。
「男子のデザート」は、モカなケーキとバニラなアイス。最近デザートに全く抵抗がなくなってきたのは、良いことかイケナイことか(苦笑)。
そんなことを考えながら再び、日本橋川に面した階段を下ります。
1階のオープンキッチンにあるという「hinoban=灯ノ番」の鉄板は、拘りから設えた厚さ30mmのものらしい。
今度は夜の部にお邪魔して、そんな鉄板から繰り出される料理たちをアテに豊富な取り揃えをみせるお酒を階上のフロアで賑やかに楽しみたいところであります。
「灯ノ番 hinoban」 中央区新川1-18-2 渡辺ビル [Map] 03-3206-8115