「東京カレンダー」の誌面から企画が派生したカタチで生まれたNTV「東京ワンダーホテル」。
そしてその続編にあたる「東京ワンダーツアーズ」の舞台のひとつになったのが、「タワシタ」です。
「野田岩」近くの歩道橋下でタクシーを降り、
脇道からふと見上げれば、
笑っちゃうぐらいに眼前に迫る東京タワー。
心光院という寺院の前であてずっぽうにビルの2Fを見上げると、硝子越しに飲食店らしき様子が覗ける。
看板のない店「タワシタ」が見つかりました。案内されたテーブルは、さっきのタワーを再度見上げる窓際の席。 「タワシタ」の特等席ということになるね。
この借景
シャンパンで口開き。 がっしりとした木の装丁に水彩画で表現されたメニュー
おまかせもできるそうだけど、特にコースの設定はなく、プリフィクスなスタイル。 まず前菜として「馬を味わいつくすカルパッチョ」。 コラーゲンの塊りのようなタテガミやロースなどの部位が、 茗荷や浅葱と一緒に鏤められている。 塗したタレがいい
ピノ・ノワールの「Marsannay Rouge 1999 Louis Jadot」
メインになったのが「豚すね肉の半日煮込み、ラビゴットソース」。 蕩けてグズグズになる寸前のすね肉の、圧倒するようなボリューム感をバルサミコ系統の酸味の利いたソースが随分と軽くしている
ふう。早くも満腹になってしまった。 それでも好物のマンゴーのシャーベットをあしらったデザート
ふと振り返ればワイワイガヤガヤとした満席の店内
「タワシタ」 港区東麻布1-9-3 2F [Map]
column/01920

