![umaimonya.jpg](https://ishouari.com/060209/umaimonya.jpg)
築地駅の階段を上がってすぐ。
市場通りから路地を臨むと、既製のスタンド看板が店の存在を知らせる、よくある光景が見つかります。
如何にも町場の居酒屋という佇まいをみせる「うまいもん屋」さんの小上がりへ。
日替わり定食にあたるであろう「気変定」を横目に、「あこう煮定食」をお願いしました。
どんと大ぶりの椀に盛られたとん汁を啜って、添えられたマグロブツでご飯を2、3口。
そうしてからやおら湯気の立つあこう煮へと箸を伸ばしました。
![umaimonya01.jpg](https://ishouari.com/060209/umaimonya01.jpg)
べたつかず甘くなく、どちらかと云うとさらりとした煮汁にふんわり柔らかいあこうの身をさらに沁みさせていただくと、加速度をもってご飯が進む。
強く訴える旨さではないけど、こういうしみじみと上品な仕立ても悪くない。
お隣さんの、半身の「さば焼」もよさそうだ。
大将に夜の部の様子を伺うと、なんと今月中はほぼ予約でいっぱいだと云う。ううむ。
やっぱり此処の真価は、一杯呑りにきて楽しむべくと知りました。
予約しなくっちゃ。
「うまいもん屋」 中央区築地2-10-5 寿ビル1F
[Map] 03-3545-5455
column/01766
お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。