Brasserie「Iizumi」で サフラン色リゾットはふはふブイヤベース風

iizumi.jpg中央区新川のビール会社といえば、 かのキリンホールディングスでありました。 過去形で語るのは、キリンが中野駅北口に集約・移転してしまったから。 植栽に立つ楕円の硝子サインからKIRINの文字が消えてから、なんとはなしにおひる時の周辺が静かになったような気がしないでもない。

お向かいの「LATINO」で、マスターにお別れの挨拶をする女性がいたことを思い出す。 キリンホールディングスのビルや関連する建物にどのくらいのひと達が勤務していて、 どのくらいのひと達が外で昼食をとっていたのか判らないけれど、 周辺のお店たちに少なからず影響があるのだろうなぁと思うところ。

元キリンのビル裏手の角地にあるBrasserie「Iizumi」。iizumi01.jpgこちらにも多少の影響はあるのかもしれません。

iizumi02.jpg 店頭の黒板A看板にみる「Iizumi」のランチは、 アミューズ、パンorライス、デミコーヒーがセットの4種類。iizumi03.jpg小じんまり感と明るさが心地いいカウンターもテーブル席も、 正午に向け埋まっていきます。

まず供されるのが、様々なアミューズ。
iizumi04.jpgiizumi05.jpgiizumi06.jpg iizumi07.jpgiizumi08.jpgiizumi09.jpg 冷たいスープだったり、イクラを載せたムースだったり。 ひと口のアクセントが意外と嬉しいものです。

一応迷ってからのご注文は、結局「いつもの!」と云いそうになるメニュー。iizumi10.jpg「サフランの入ったリゾット ブイヤベース風」であります。

ふつふつと沸いたサフラン色のスープ。iizumi11.jpgふーふーして、はふはふしてから啜るスープに魚介の旨みが滲み出る。

バターのまろみをも含んだリゾットがいい。iizumi12.jpgふーふーはふはふ。 真夏の猛暑のお昼にも注文していたのでありました。

12年10月に新川の裏通りにオープンのブラッスリー「Iizumi」。iizumi14.jpgはにかむような笑顔の伊泉シェフは、 目黒にあった「エルガーハウス」という一軒家レストランの厨房を守っていた方らしい。 「エルガーハウス」が目黒の再開発でクローズした後、 気軽にフレンチを愉しめる小さな店をと開いたのが、「Iizumi」。 なるほど、ふらっと夜にも寄り道したくなるような雰囲気を持っています。

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「Iizumi」 中央区新川2-8-8 八丁堀第2プラレールビル1F [Map] 03-6280-4819
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