五反田駅東口のロータリー。
駅を背にして正面に見据えるのは例えば、傾いた文房具店の建物やその並びの廣東料理「亜細亜」。
左手の路地の奥正面には、やきとん「和田屋」。
その並びには、肉料理居酒屋の佳店「日南」。
そして、L字を描くその路地の角地に蔦の絡まる建物がある。
路地の裏手を照らす袖看板に浮かぶは、
「グリルエフ」の文字だ。古びた硝子戸を開くと、右手に薄い硝子の仕切りで囲んだ厨房が見える。 右手手前と左手に小さなテーブルが幾つか。 一瞬ドラマのセットに紛れ込んでしまったかのような、 そんな錯覚を憶えるほどのレトロ感もこの店の魅力。
覗く厨房には、ふたりの料理人。 使い込んだコックコートが身体によく馴染んでいます。
楕円のお皿一面の茶褐色のソースに載った牡蠣たち。
日を改めて、五反田駅前L字路地。 この晩は、テーブルもカウンターもご盛況。 空いていたカウンターの一席に座ると両隣は、カツレツ系のお皿に向き合っているところ。
「かきチャウダー」で食事って思ったらどうしたらいいかなぁ?とホールの女性に訊いてみる。 ライスかパンをつけることになりますが…、ハーフもできますよ。 チャウダーライスってもなんだよなぁと思っていたので、ハーフができると聞けたのも収穫と思案して、「かきフライ」と「かきチャウダー」のハーフをお願いすることにいたします。
クラッカーを浮かべた「かきチャウダー」。
「グリルエフ」の「かきフライ」は6個のせ。
歯の先を受けて解き放つ牡蠣の旨味はそこそこに濃いぃ印象。
五反田駅前にして、路地の老舗洋食レストラン「グリルエフ」。
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「グリルエフ」 品川区東五反田1-13-9 [Map] 03-3441-2902 http://grillf.rgr.jp/
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