洋食「スワチカ」で かきフライしょうが焼きスワチカはカレー粉の

suwachika.jpg五反田駅から大崎広小路交叉点に向かって、 目黒川を渡る。 通りの右手を往くと、 ビルの一角に何気なく佇む洋食の店がある。 店先のスタンドには、とんかつやメンチかつなどの揚げ物系の定食とカレーライス。 一間半ほどの間口には勿論、カウンターのみ。 店の名「スワチカ」とはどんな意味なのでしょう。
ドアを開けると、女将さんの少々甲高い声が迎え、 その脇でオヤジさんがニンとした表情で迎えてくれます。suwachika01.jpgsuwachika02.jpgまずは、久し振りに「しょうが焼き定食」をお願いしましょう。

やや肉厚にカットしたロース肉を使い込んだフライパン載せる。 タレを整えたらもう余り火に晒さない方がいいのでしょう。suwachika03.jpgsuwachika04.jpg もういっちょ生姜風味の強いのが好みではあるけれど、 ナルホドな安定感を思わせるお皿。 Gingerちんの評価はどうかな。

suwachika05.jpg 揚げ物あれこれの中では、季節ものの「イワシフライ」なんかも悪くない。 でもガラス戸に「かきフライ始めました」と貼られちゃー、黙って見過ごす訳にはいきません(笑)。suwachika06.jpg

揚げ立て香ばしき衣に混じる幾許かの磯の香り。suwachika07.jpgsuwachika08.jpg 囓るその身はやや細身ながら、びゅっと拡がる旨味エキス。 10月早々から二度三度といただいていると、 その日その日で牡蠣の身や揚げ温度が微妙に違う。 例えば、鰤へと成長する過程のイナダを微笑ましくいただいているような、 そんな気分であったりもして。 檸檬を搾っただけでもいいけれど、お手製タルタルなんか添えてくれるとさらに嬉しいな。

「スワチカ」では、注文を受けてから挽肉を丸め出す「メンチかつ」にも耳目が集まるものの、 どうやらその本懐は「カレー」にあるらしい。 然らばと、「メンチカレーライス」をいただいてみます。suwachika09.jpgsuwachika10.jpg 角肉の肉片の向こうに赤褐色のソースとやや小振りのメンチカツ。 意外やスパイシーで酸味を利かせたカレーだ。 コクとキレの塩梅がよくて、ハヤシソースのようでもある。 なんだか一家言ありそうな、実は相当な手間をかけていそうな気もする個性的なカレーです。

揚げ物系の洋食とカレーの店、五反田「スワチカ」。suwachika11.jpg「スワチカ」の名前の由来を訊ねたら、それはカレー粉の名前だという。 今はもう販売されていないカレー粉”スワチカ”。 「スワチカ」は当初、カレー専門店だったのです。

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「スワチカ」 品川区西五反田1-27-6 [Map] 03-3490-2914
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