
毎度石垣に来ると、
ほぼ毎日ダイビングに出掛ける。
そうすると必然的に、昼間しか営業していないお店への訪問ハードルがぎゅんと上がってきてしまう。
そんな中の一軒が、3・4年越しでずっと気になっていながら未だお邪魔したのとのない、あやぱにモール(今は命名権譲渡によりユーグレナモールと呼称)近くの「ゆうくぬみ」。
閉店時間前に今度こそ八重山そばを!と勇んで訪ねるも、そこには本日閉店の札が。
ああ、終業時間を繰り上げていたみたい(泣)。
悔やんでいても仕方ないのでと、その足を「辺銀」さんの方へと向けました。
ダイビング仲間から、「辺銀食堂」は改装のため一時閉店していると聞いていました。

「石垣島ラー油」を売っていた店舗二階へのシャッターは閉じていて、
石垣島ラー油の販売はなんと、前月までの予約販売になっているとある。
うひゃぁー、行列回避のためって事情もあるようだけど、
今や定番大流行の食べるラー油の”元祖”の販売は、そんな事態になっているのですね。
お店の方はどうかなと眺めると以前扉があったところは壁で閉じている。
あれ?と思って左手に廻り込むと、建物の脇の方に入口が変わってる。

へーと呟きつつ扉に近づくと、スタンドに置かれた予約表が目に留りました。
前日までの予約とあるも、今夜の予約にまだ数人の空きがありそう。
ちょうど顔を出したスタッフに訊ねると、開店時頃に来ていただけるのならいいですよ、と。
ホテルに戻って小休止、再びゆいロードへ戻ってきました。
改装して以前より倍くらい広くなった「辺銀食堂」。

ゆったりとしたカウンターで、まずはやっぱり「オリオンビール」です!
夏場はあまり旬とはいえないけれど、それでも目に留まる島野菜には、興味津々。
割と定番のオオタニワタリを辺銀さんでは、「大谷渡りのニンニク炒め」にしてくれています。

火を通して鮮やかな緑色が映える大谷渡り。
南西諸島に分布するシダの仲間の大谷渡りは、
新芽の先のところがシダらしくくるんと丸まろうとしています。

しゃくっとした食感と柔らかな青味が不思議な美味しさなのだ。
白保の郷土料理「マガリス」は、つまりは長命草のニンニクピーナッツ和え。

神事の祭に御嶽にお供えするものでもあるらしく、
他に例えようのない不思議な苦味が色々な濁りを洗い流してくれるような気がする。
長命草は、何度も口にしているけれど、
その度に正に命を長らえてくれそうと想う島野菜。
泡盛「於茂登」がよく似合います。
一転して、「辺銀食堂」ド定番なのが、
ご存知、五色の水餃子「辺銀食堂の島餃子」。


鮮やかな彩りは、いつ眺めても可愛らしい。
勿論、「石垣島ラー油」がお供してくれます。
昔ながらの製法で豆の味がしっかり味わえる、
と謳う仲曽根さんの島豆腐。
そのままのヤツを味わうのがいいよねと思いながらも、
その島豆腐を辺銀さんのラー油で味わうのもありかなぁと逡巡。
「石ラー麻婆豆腐」をお願いしました。

たっぷりボリュームに身構えつつハフホフと。
石垣島ラー油の延長線上にあるような、まろやかな辛味と幾層かの香気。
そして、麻婆にしても豆の風味が滲みでる島豆腐。
卓上の準備されたラー油をちょっと足してみたりして、またひと口。
いいね、いいね。
あ、そうそう、店で食事をすると「石垣島ラー油」を買えますよ。
夏休みシーズンを前にして、ほどよく広くの改装なった「辺銀食堂」。

辺銀さんちょっと痩せました?と訊くと、
ちょっとシボッてるのですよー、とニンマリする表情がチャーミング。
那覇にある「こぺんぎん食堂」にも直送している自家製の”すば”麺の話とか、
新作「あえそば」を披露するという新宿・伊勢丹の「大沖縄展」(御免なさい、うっかり行きそびれてしまいました)用の校正ゲラをあれこれと説明してくれる辺銀さん。
いつもいる訳ではないようなので、お会いできてラッキーでした。
辺銀さん、また来ます。
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「辺銀食堂」
石垣市字大川199-1 [Map] 0980-88-7803
http://penshoku.com/
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