それは師走の三週目。
時折チェックする「クーリ」のWebサイトで、
「カキ」の文字を見つけました。
そういえば、あっという間に閉じてしまった「クーリ」階下の天麩羅店には結局一度寄っただけだったなぁと思い返す。
それはさておき、「クーリ」の牡蠣メニューをいただきに新富まで馳せなければいけません。
あ、天麩羅「松伯」があったところに「創作料理とワインの店、1月OPEN」と書いてある。
どんなお店が入るのでしょう。
それはさておき、と早足で階段を上がり、
なんとなく定位置になっているカウンターの隅へ。
一応横目で黒板メニューのPastaLunchあたりを確認し、
「三陸産カキのクリームパスタ」をお願いします。
いつもの「15種類の野菜」を鏤めた、たっぷり野菜前菜のお皿がやってきた。
このお皿の所為で、あぁ野菜足りないかもーと思うと、すぐさま「クーリ」を思い出すようになってしまいました(笑)。
そして受け取るパスタのお皿。
とっても目を惹く野菜は、紫色の紫ブロッコリー。
パスタにも野菜あれこれやキノコの類あれこれが寄り添うのが「クーリ」の真骨頂だね。
フォークをくるんとして口に含んだパスタからは、
牡蠣の旨みエキスが溶け込んだクリームソースがじっくりと主張する。
牡蠣の身もとろっとした食感に火入れされている。
うん、いいね。
早くも如月を迎える頃。
またまた、「クーリ」のWebサイトに「カキ」の文字。
そういえば、1月オープンと示していた階下の店は、オープンしたのだろうか。
一階のファサードには特に変わった気配もなく、なんと天麩羅「松伯」のスタンドサインがドア硝子の向こうにある。
店のオープン延期したのかな。
ま、それはさておき、いつもの定位置へ。
この日の前菜は、
トッピングの「目光(めひかり)のフリット」と底に潜ませた「鱸のエスカベッシュ」。
「クーリ」のこのお皿をいただくときは、いつの間にか、
左手にスプーン右手にフォークでいただくようになってました。
スプーンのお腹に向けてあれこれ野菜たちをフォークで半ば刺すようにして、
どんどこいただく感じがいいのです。
正しいかどうかは別にして、ナイフとフォークじゃ、まどろっこしいのだもの。
ピンク色が綺麗なパンはビーツのパン。
これら「クーリ」の「自家製パン」も秘かな愉しみのひとつなのだ。
そして、RisoLunch「三陸産カキのリゾット トリュフの泡」。
蕪の葉が横たわるその下に牡蠣やエリンギが顔を覗かせています。
黄褐色のソースは、パスタのものに近い、牡蠣エキス湛えた、いい感じのコクのもの。
しっかりアルデンテのお米が甘く綻んで、うん、美味い。
周囲の白い泡だけを舐めてみる。
ほんのりとトリュフの香るようで、全体にトッピングされたおろしトリュフと相乗して、味わいに奥行きを生んでいます。
いつもの野菜盛りも嬉しい、女性占有率90%の人気レストラン「Coulis クーリ」。
あ、店の前に「鈴萄」と書いたゴミ箱があるね。
それはさておき、「クーリ」には、また遠からずお邪魔したい。
今度こそは、しょうが焼き、かな(笑)。
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「Coulis」
中央区新富2-10-10 2F[Map] 03-6228-3288
http://www.coulis23.com/
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