市場通りと鉄砲洲通りを結ぶ筋。
そういえば、「Singapore Seafood Emporium」にはちょっとご無沙汰しているなぁと思いながら歩みを進めます。
すると、小学校北の信号の先に如何にも町場の中華料理店が見つかる。
横手の路地にある入口へと廻り込みましょう。
スライドする扉を開けると早速、いらっしゃい!と迎えてくれるオバちゃんの様子もメラミンのテーブルもやっぱり町場中華の正統派。
古いながらも掃除が行き届いています。
シャキッとしたモヤシやキャベツをやっつけては、
どんぶりの脇から澄んだスープを蓮華で掬う。
決して強く訴えるスープではないけれど、
啜るにつれ野菜たちの優しい旨みがゆるゆると滲んでくる。別のお昼にもオバチャンに案内されたのは同じ席。 「タンメン」の次にはと、「チャーハン」をお願いしました。 ちょっとゆったりした動きで鍋を反すオヤジさん。 改めて見上げる壁のメニューの右側は、13時から対応のお皿たち。 「野菜炒め」も「五目ヤキソバ」も午後からメニューだ。 そうこうしているうちに届いた「チャーハン」は、外からの陽の明かりにご飯粒がテラっと光る。
どれどれと蓮華を動かすと、ご飯のひと粒ひと粒がパラパラとしている。
でもそれは、ほとんど油のコーティングで、玉子の薄い膜でコーティングした黄金色のチャーハンとは趣を異にする。
でもね、なんか雰囲気には妙にマッチした「チャーハン」なのだ。鉄砲洲神社近くの町場中華「福島屋」。
「福島屋」 中央区湊1-3-3[Map] 03-3551-8539
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