八丁堀でガッツリ喰いたい時にまず思い浮かぶのが、新川の「かんかん」。
「かんかん」の「ナポリタン」は、あの”ナポリタンの帝王”こと、イートナポくんも一目置くナポリタン。
でもね、ナポリタン以外にもお腹も気持ちも満たしてくれるメニューがあるんだぞ。
例えば、カレー3種はいかがでしょ。
炒め立ての湯気の中にスプーンの先を入れると、パラパラと音がするよな気さえする。
でもご飯のひと粒ひと粒は、もっちりしているのが不思議な感じ。
カレー粉がまったくもって不足なく、ご飯つぶの周りをコーティングしていて、それでいて粉っぽくなく、なかなかに辛い。
ほい、ほい、ほい、ほい、ってなリズムでどんどん食べれてしまうのは、そのパラパラ加減とドライな辛さに含む旨味があとをひくからなんだ。
ほい、ほい、ほい、ほい。
砕けたビーフの肉片がソースに旨みを沁み込ませているようで、動かすスプーンが止まらない。
あんまり慌てて食べ過ぎて、カレーが鼻に逆流しそうになったくらい(笑)。
福神漬けでなくて、紅生姜ってところが微妙ではありますが。
そして、もうひと品が「カレースパ」。
オヤジさんが無言のまま手渡してくれた紙エプロンを首に巻けば、いざいざという気構えになる。
つまりは、茹でて炒めた太麺に、先のカレーをたっぷり廻しかけてくれたものなんだけど、それがまた違う魅力を発揮してくれているんだ。
「ジャポネ」の「インディアン」より、ボクは断然「かんかん」の「カレースパ」。

ずっと男性客100%なのかと思っていたら、 最近はそこに時折女性客も混じる新川「かんかん」。

「かんかん」 中央区新川2-7-11 仮谷ビル[Map] 03-1234-4567
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