新富町界隈を徘徊した時に見つけたお店「まめや」。
入口脇に、ちょっと前にお邪魔した「11plats」へのご案内が貼ってあったりして、あ、そんな繋がりもあるのね、なんて思っていました。
それから暫く。
今夜の河岸をどこにしようか想い巡らせた時に閃いた。
平成通りからさらに一本昭和通り寄りの裏道を辿ります。暗がりの格子のファサードを横目に数段の階段から扉を開く。
古い民家に手を入れた、懐かしさに和むような装いが迎えてくれます。
岐阜揖斐川からの滴は、酸味に滓の甘みが交錯する愉しさ哉(笑)。
「帰山 参番 純米吟醸」に切り替えて、「〆さば」に「焼きマテ貝」。
刷毛塗った醤油タレが滋味をぐぐっと引き出して、実直で乙な酒肴になってるね。
すると旦那が二本の一升瓶を取り出した。
両方とも「満寿泉 純米生 無濾過生原酒」なのだけれど、一本のラベルには赤マジックで18BY書かれてある。
もうね、基本的に烏賊腸ってのはズルいのだよ、もう(笑)。
またまた、くいっと盃が進むことになっちゃうじゃんね。
土鍋一杯に収まった金目が身を蕩けさせ、あさりがエキスを滲ませた汁。
トマトの酸味にさっぱりとしながら、うんうん、ゆるゆるしみじみ。
そして、「ご飯くださいぃ!」と叫ぶ。
「いかのワタ焼き」はこうなり、
「金目とあさりのブイヤベース」はこうなる。
こんなダブルな仕上げはそうないゾとご満悦(笑)。
結構呑んじゃったけど、すっきりとした酔い心地なのも印象的だ。
新富の裏通り。
改築したしもた屋でこっそりと、気の利いた酒肴と地酒で迎える和食屋「まめや」。
夫婦でこんなお店ができたらいいな、なんて思うひともいるンじゃないかな。
口関連記事:happy wine bar「11plats」で 第一楽章ソムリエの手料理たち(08年11月)
「まめや」 中央区新富1-7-12 [Map] 03-3206-3155 http://mameya502.exblog.jp/
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