広島かき料理・小魚料理「白梅」

shiraume.jpgまたまた目指した小料理屋が満席で席を得るを叶わず。界隈を徘徊してみました。お店の看板が争う様に乱立する、いい風情の路地路地を右左するのは、決して嫌いじゃない(笑)。とある路地に入り込んで目に留まった「広島かき料理」に惹かれるように暖簾を潜ります。お品書きの一品料理の頁には、「デビラ」「広島菜」とある。「広島菜」は、しらすといっしょ盛りの高菜みたいなもの。デビラは、小ぶりなカレイの干物で、カンカンに干したものを炙ってあり、バリバリとさせながら頭からいただきます。そして「自家製らっきょ漬け」に「かき塩辛」。らっきょは値段を謳ってないところをみるとサービス品か。牡蠣の肝とも呼ぶべき暗緑色の部分でできた塩辛は、生牡蠣の味わいのエッセンスが癖なく凝縮されているようで、粋な珍味だね。もう、お銚子にいくっきゃない。「かきフライ」は、外見からの予想に反して、じゅんとスープの滴る潤いあるもの。調子にのって注文んだ「かき焼めし」は、なんとカレー風味だ。〆には、「カワハギわんちり」。下地の出汁の利いたスープにカワハギのエキスが沁み出しているようで、しみじみと旨い。ご飯ぶちこんで啜りたくなるね。云われて気づいたのは、まだ広島の生牡蠣には時期が早いということ。師走も押し迫った頃が本格的な季節到来だそうです。 「白梅」 港区新橋3-9-7 03-3459-8839
column/01661