column/01828
らーめん「福耳」で のりらーめん物足りない仄かな風味
横浜からの帰り路。白楽で途中下車して六角橋方面へ。
らーめん「福耳」は、暗がりにどこかぽつねんとした印象でそこにありました。
19時現在、先客なし。
なんだかちょっと不安だなぁと思いつつ、「のりらーめん」をお願いしてみました。
焦らず慌てずのゆったりしたオペレーションを経て、どんぶりが届きます。
一瞬、”家系”を思わせる白濁スープですが、随分とあっさりした家系とは真逆のテイスト。
脂も抑えてあって、優しい味わいというか、少々物足りないというか。所謂節系魚介が香って主張してくる訳ではない。
げん骨、鶏がらのベースに干し貝柱、アサリの風味を添えたスープだということらしいけど、風味は繊細かつ仄かだ。
ふと、中延「桃桜林」を思い出したりもする。
そんな無化調っぽい強さを控えたスープゆえか、かん水っぽさというか粉っぽさというか、麺にも気になるところが感じられてしまう。
チャーシューは、ハム系統の食感がする。
葱の薬味がちょっと変わっていて、軽く油通ししたあとしばらくタレに漬け込んで辛味を加減したような仕立てになっている。
胡椒や七味など、ラーメンには極力なにも添加せず、デフォルトのままいただくようにしているけれど、結局我慢できずにニンニクに七味までぶち込んでしまいました。
「福耳」 横浜市神奈川区六角橋1-16-1 045-434-0200 [Map]