するとそこには、奥へと伸びるオーセンティックなバーカウンターがある。 バックバーはもとより、その向かい側の棚一面にもボトルが並んでる。
カウンターに並んで腰掛けるのかと思いきや、 そのままカウンターの前を通り過ぎて、突き当たりにある階段を進む。階段の途中から見下ろす景色でカウンターのキャパが確認できます。
二階もあるオーセンティックバーなんて、 「Radio」ぐらいしか思い当たらないぞと呟きつつ階段を上がり切ると、 左右にゆったりしたラウンジが広がる。全体にマホガニーな色合いに統一してあって、 なかなかの落ち着きっ振りであります。
さて、柳ヶ瀬のバーで、まず一杯となれば、「柳ヶ瀬ハイボール」。 以前一度、お目に掛かかることがあったので、それはひとまず心得たもの。
ウイスキーは、岐阜県の県の鳥「雷鳥」をシンボルマークとしたスコッチ、 「ザ・フェイマス・グラウス」。小皿ないしはグラスの上に添えるは、 檸檬のスライスのみならず、胡瓜のスライスに生姜のスライス。
キュウリを入れると不思議とメロンの風味のする。 ジンジャーを加えれば、ピリッとスパイシーなキレ味が出る。このキュウリとジンジャーとを挿し色にするのが柳ヶ瀬スタイルのハイボールなのだ。
ここ「サフラン」は、一軒目使いするのもまったく心配がないほど、 フードメニューが充実してる。 「朝天椒と青山椒の炒め」とか「カエルの唐揚げ」とか、 さっきまでお邪魔していた「三本足」より本格派アプローチの中華タイトルも並びます。 でももう、お腹一杯なのだー(笑)。
山崎蒸溜所訪問を果たしたというseppさんの話を聞きながら、 それならと、やっぱり「山崎12年」をトワイスアップで。 ゼロ年の生まれたてモルト原酒なんかを口にできるのは、 蒸溜所を訪れてこそのエピソードだね。
1968年創業の「サフラン SAFFRON」は、 きっと岐阜市中の重鎮的オーセンティック・バー。古いアルバムの写真なんかを見せていただきながら話を訊けば、 「サフラン」の名は元々、バーへと衣替えする前の喫茶店の名前。 バーとしての店名に変更しようと思っている裡に愛着が湧いて、今に至るの巻だそうです。
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「サフラン」 岐阜市御浪町9 [Map] 058-263-2015
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