![kadono.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2012/12/kadono-thumb-200x150-26754.jpg)
まだまだ続く暑い夏が、
ほんの少し和らいだ頃だったでしょうか。
新富町の裏通り界隈でお昼にありつこうと早足で向かう道すがら。
入船一丁目信号の銀行裏手にあった「香もと」という店が改装工事中なのを見つけました。
白く塗った壁に黒いシャッター。
まだ、看板らしき額部分には、目隠しのようなものがされている。
![kadono00.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2012/12/kadono00-thumb-500x375-26832.jpg)
どんなお店になるのかなぁとしばし立ち止まって眺めていました。
束の間の秋が通り過ぎて、一気に冬の装いとなった頃。
WINE & CURRY STANDと謳うお店のオープンを知りました。
硝子越しに覗くカウンター。
そのまま引き戸をスライドして、こんにちは。
![kadono01.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2012/12/kadono01-thumb-500x375-26757.jpg)
見上げる壁の棚にランチどきのメニューが飾られています。
向かい側のアパホテルのエントランスがじっくり眺められそうな窓際席へ、
まず届いたのが「サービス栄養サラダ」100円也。
![kadono02.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2012/12/kadono02-thumb-500x375-26760.jpg)
硝子ケースに用意されたサラダは、日替わりでちょっとづつ景色が違う。
最初にサラダをお腹に入れるのが、ちょっとした健康の秘訣と最近知りました(笑)。
そして、半裁した半熟茹で玉子の表情も印象的な「黒毛和牛のカレー」がやってきた。
![kadono03.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2012/12/kadono03-thumb-500x375-26763.jpg)
![kadono04.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2012/12/kadono04-thumb-500x375-26766.jpg)
直裁に云えば、実に好みのお味。
沢山を丁寧に炒めたであろう玉葱の甘さと、
和牛や他の香味野菜から挽き出したであろう旨みを溢れんばかりに含んでいる。
それでいてベッタリせず、シャバシャバ具合も好ましい。
辛さほどほどの英国風カレーに思わず嬉々としてしまいます。
オーダーする時に牛!と叫べば「黒毛和牛のカレー」だけど、
豚!と叫ぶと「ひき肉なすカレー」がやってくる。
![kadono05.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2012/12/kadono05-thumb-500x375-26769.jpg)
![kadono06.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2012/12/kadono06-thumb-500x375-26772.jpg)
キーマっぽいようでいて、なにかと具沢山。
ひよこ豆の歯触りに続いて、挽肉の中から顔を出す茄子がいい。
盛大な音と煙はこの茄子を北京鍋で炒めた際のもの。
そして、カレーソースの中に何気なく潜む青っぽい風味はピーマンのそれ。
むむむ、やるなぁ。
昼はカレースタンドにして、夜はワインスタンドな新店「KHADONO カドノ」。
![kadono07.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2012/12/kadono07-thumb-500x375-26775.jpg)
西長堀に移転した中華そば「カドヤ食堂」とか、
同じ新富町のオバちゃんの店「かどや」とか、
両国の「かど家」あたりを想いつつ、
「カドノ」っていうのは、門野さんとか角野さんとかのお名前ですか?と訊ねてみました。
するとやっぱり「いえ、角にあるからそれが判り易いンじゃないかって」とお姐さん。
期待通りのお応え、ありがとうございます(笑)。
口 関連記事:
中華そばのお店「カドヤ食堂」で 限定品青森県産焼干し醤油そば(10年04月)
食事処「かどや」で 吾が町新富45年お好み惣菜とおにぎり定食(09年12月)
「KHADONO」
中央区新富1-15-3 新富ミハマビル1F [Map] 03-3555-0050
http://khadono.com/
column/03331