高輪台の病院で、診察をさくっと終えてから、
お昼を摂ろうとひと駅乗って泉岳寺。
そのまま行けばお水を出さない英国風カレー「サンライン」だなと思いつつ、伊皿子坂をてろてろと上る。
N響の建物を過ぎたところにあるビルの地階にあるのが、韓国家庭料理「オモニの台所」です。
階段を下りたエリアは、地階のデッキに屋根を被せて、
店を拡張しているようにも見える。
冬の日にはゴッツいストーブが焚かれていて、
夏にはぷちオープンエアが愉しめそう。
フロアの中央には、逆さにした北京鍋に太いチューブを繋げたような、排煙のためのダクトがあって、その下に焼肉の焼き台が配置されている。

ふたたび土曜日の泉岳寺。 なぜだか前回と同じ席に陣取って、冷える今日はと「ユッケジャンうどん」。 手馴れた風情で、キムチの丸壺を引き寄せて、シャクシャクと噛んではまた壺に手を伸ばす。 これとご飯とスープでもいいンだけどなと思ったりする(笑)。 お待たせしました、と届いたドンブリはやっぱり赤い。
ダイジョブかなと考えつつ箸をスープに突っ込んで、
引き上げたうどんにハッとする。
そうか、ここで云う「うどん」は所謂冷麺の太い版なんだね。
啜るスープは意外と辛さの加減よろしく、あっさりしながら旨みを含んでる。
思いのほかスープに馴染む麺の食感や心地よし。
もうちょっとお肉が入っててもいいかもとふと思いつつ、サービスでつけてもらった小ライスを投入します。
これもひとつのお約束。
赤いスープでコーティングしたご飯を啜るうちに、辛いスープの過半を平らげることになるのです。伊皿子坂の韓国家庭料理店「オモニの台所」。
刺すような辛さやこってりとしたニンニク使いに頼らない、どこか軽やかな仕立てが印象的だ。
そこには、韓国のお母さん(オモニ)が家族に用意する日々の糧に注ぐ温かさがあるような、そんな気もいたします。「オモニの台所」高輪本店 港区高輪2-16-49 B1F[Map] 03-3441-4542 http://www.omoni.co.jp/
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