電車の窓から幾度となく眺める、窓際にボトルの並んだ呑み屋らしき佇まいがずっと気になっていました。踏切と踏切に挟まれた三角州のような位置に建つビルの壁には「Oaks」とネオン管の文字。以前、明るいうちに様子を見に寄ると、隣の美容院ともシャッターを閉じていて、もう営業していないかのようで、少し寂しい気持ちに。壁に書かれていたinformationからURLを辿ってみると、それが杞憂であると分かり、この日のお邪魔となりました。ドアを押し開いて店内に入った途端に暗闇に包まれてしまう。段々と眼を慣らしていくと、カウンター越しにひとクセありそうな店主の顔を認められるようになります。棚を見渡しては、干しイチジクなんかを齧り乍ら、店主のお薦めをあれこれと。楽しいひとときです。最後にショットグラスいただいた「OLD CHARTER」column/01692



