column/02725 @800
カレーキッチン「東印度咖哩商会」で 毎日食べれるさらさらカレー
山手通り沿いの「かづ屋」訪問以来となる、不動前駅前。
改札を出て、左にちょっと行けば見つかるのが、赤いテントに店名を白抜いた「東印度咖哩商会」です。
スパイスの商社を小じんまりとやっているンです、なんて云われればなんの疑いも持ち得ない、そんなお店の名前だと誰もが思うよね。
誤解を与えちゃいけなよなってな配慮からなのか、店頭には「カレーの店」なんて貼紙もあったりするのだもの。カウンターを右手に、正面奥にはインドの国旗が掛けられている。
もしかして暖簾代わりになってるような気もするけど、そんなことはないか(笑)。
メニューは、「特製カレー」「コロッケカレー」「チキンカレー」「カツカレー」の4本立て。
「チキンカレー」を茹で玉子とサラダのセットでお願いしました。
平らのお皿に平らに盛り付けられたカレー。ライスとカレーの境目もくっきりと、カレーの中に3片のチキン、奥に半切の玉子がレイアウトされています。
掬い食べるカレーは、さらさらとして野菜由来の優しい味がする。
目の前の幕板に貼られた雑誌のページには、「味の決め手となる、キャベツ、トマト、スパイスを」とあって、ほう、と思う。
玉葱の微塵切りかペーストも勿論使っているのだろうけど、キャベツをカレーソースの主たる材料にしてるってのは面白いね。
なんだか毎日でも食べれてしまいそう、なんて思わせるのはトマトの酸味も手伝ってのキャベツ由来の軽やかさなのかもしれないな。
だからって、物足りない感じはしないのだぞ。
半分を過ぎたところで、カウンターの硝子容器を引き寄せる。
お手製ラベルには、「ビンダルゥ・ペースト 自家製・辛味の素」とある。
入れ過ぎないようにと気をつけながら、1バー・スプーンほど。
その位なら、あぁ!からひ!なんてことにもならず、奥行きに広がりをみせるよな味わいが愉しめる。
別の夜には「カツカレー」。カツそのものは値段相応の薄切りではあるけれど、揚げ物をのっけても「毎日食べれそう」と思わせちゃうカレーに感心して、そのさらさらを改め凝視する。
いろんな野菜が入っているのだろうな、フードプロセッサーフル回転なのかなぁなんてね。
狭い間口に扉が二枚並んでいるような、ちょっと不思議な表情の「東印度咖哩商会」(哩の文字は、口へんに厘)。北インドでもなく南インドでもなく「東印度」であることは、どこか軽妙な味わいとやはり繋がりのあることなのかな。
「東印度咖哩商会」 品川区西五反田4-32-15 石井ビル1F [Map] 03-3495-4474
こんばんは。
初めて書き込みさせていただきますが、
時々お邪魔しています。
こちらは、一度行ってみたいと思っていたお店です。
キャベツの甘さですか。それは、気になります。
参考になりました。ありがとうございます。
Re:たいめいさま
コメント&訪問、ありがとうございます。
野菜を沢山使ったカレーのようです。それがよく分かる、さらさら。
急いで行くと通り過ぎちゃいそうになりますので、気をつけてください~(笑)♪