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自家製麺「アイバンラーメン」で塩半熟玉子のり豚ローストトマト飯
芦花公園にニューヨーク出身のアメリカ人が営んでいるラーメン店があって、評判だという。
環八の先から斜めに入る、久し振りの旧甲州街道。
そう云えば、この辺りのラーメン店に以前訪れたことがあったよなぁと思い巡らしながら「丸美ストアー」と書かれたアーケードの入口前に辿り着く。
あれ、ここが「いち」のあった場所じゃなかったっけ。
なんだかとってもお疲れのご様子だった「いち」のおばちゃんが忙しなく動き回る光景が思い出されて、そうか「いち」はもうなくなっちゃったのだ、と。
「アイバンラーメン」の前には、もう午後3時にもなろうとしているのに10数人の空席待ちだ。
「はい、らっしゃいませ~」。
アイバンさんがカウンター内の真ん中で迎えてくれる「アイバン」のメニューは、醤油or塩のラーメンorつけ麺。そして少量スープ仕様だという「スパイシーレッドチリ麺」「ローストガーリック麺」。
まぁ、基本形寄りからいきたい気分だなぁと「塩半熟玉子ラーメン」に「のり」をお願いしました。
口径小さめで断面三角な器で手渡されたラーメンから、断然旨そうな匂いが漂う。鰹的魚粉系のエキスもしっかりの様子が湖面からも十分に窺えます。
啜った印象は、濃厚で結構脂も強い感じ。
メニューには、長時間煮込んだチキンがスープのベースでそこに北海道産魚介出汁と秘伝の野菜スープをブレンドしている、とある。
そんな洗練ガッツリのとろみあるスープに自家製麺が好相性。エッジの利いたデフォルト硬茹での細麺で、歯切れのよさが独創的ですらある。
うん、なかなか、なかなか。
穂先メンマもトロっとした厚切りチャーシューもいい。
サイドメニューにと「豚ローストトマト飯」。どどんと載るローストしたトマトの下には、チャーシューの端肉を解したような豚さんがたっぷり。
箸の先で押し切るようにすると、トマトからジュースが迸り、豚にご飯に香ばしさと一緒に酸味と甘みを注ぎ垂らす。
添えたオイルや香辛料も気が利いていて、これは旨いなぁ。
アメリカ人が作るラーメンなんてちょっと、というような心配は一切不要の「アイバンラーメン」。いつか母国で、とも考えているのかな。
口関連記事:九州らあめん「いち」で いちらあめんとお疲れのおばちゃん(06年05月)
「アイバンラーメン」 世田谷区南烏山3-24-7 [Map] 03(6750)5540 http://www.ivanramen.com/
芦花公園“アイバンラーメン (ivan ramen) ”
アメリカ人が作るラーメン。
今年88杯目ですな。
最寄:芦花公園
電話:03-6750-5540
住所:東京都世田谷区南烏山3-24-7
定休:水…